斎藤 正男/著 -- コロナ社 -- 2005.7 -- 501.84

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料番号 資料区分 帯出区分 状態
一般 一般資料室 501.8/2005/ 00011472511 和書 帯出可 在庫 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 制御と学習の人間科学 ,
書名ヨミ セイギョ ト ガクシュウ ノ ニンゲン カガク
著者 斎藤 正男 /著  
著者名ヨミ サイトウ,マサオ
出版者 コロナ社
出版年 2005.7
ページ数, 大きさ 8,186p, 21cm
NDC10版 501.84
NDC8版 501.8
一般件名 人間工学
著者紹介 東京大学工学部電気工学科卒業。東京大学、東京電機大学名誉教授。医用生体工学、回路システムの研究教育、医療の安全性などについての研究に努めた。
内容紹介 人間が外界と関係しながら知識を得る過程を制御と学習の観点から解説した人間と機械の共生に関する新しいタイプの啓蒙書。人間と機械文明の相互作用とあり方について深く考察する。

目次

1.生物は働きかける
  1.1 人間の始まり
  1.2 外の世界に向かって
  1.3 大人になって
  1.4 制御(コントロール)ということ
  1.5 働きかけの主体と対象
  1.6 作用する側とされる側
  1.7 この章のまとめ
2.相手の状態を知る
  2.1 よい制御をするために
  2.2 働きかけは知識の獲得
  2.3 制御と計測は二つ一組
  2.4 信号路
  2.5 擾乱と不確実性
  2.6 学習する人間
  2.7 注意とやる気
  2.8 この章のまとめ
3.一定の状態を保つ
  3.1 自動制御の技術
  3.2 古典的制御の仕組み
  3.3 フィードバック
  3.4 ネガティブフィードバック
  3.5 生物と工学理論
  3.6 ホメオスタシス
  3.7 生体の総合的な動作
  3.8 記憶とイメージ
  3.9 この章のまとめ
4.より柔軟な制御
  4.1 一定だけでよいのか
  4.2 ダイナミックな制御
  4.3 目的地への経路
  4.4 対象の状態と作用
  4.5 どの経路がよいのか
  4.6 逆方向問題
  4.7 状態の遷移と安定性
  4.8 この章のまとめ
5.制御・計測・学習のできる範囲
  5.1 制御可能性と計測可能性
  5.2 主体と信号路の問題
  5.3 学習するのは主体
  5.4 制御能力が獲得されるまで
  5.5 機械の支援
  5.6 この章のまとめ
6.自然界と生物の最適性
  6.1 最適な経路の選択
  6.2 なんでも最適性?
  6.3 生物の行動と評価基準
  6.4 不確かな選択
  6.5 個体と種の最適化
  6.6 評価のすり替え
  6.7 この章のまとめ
7.進化のメカニズム
  7.1 進化の基本要素
  7.2 遺伝的アルゴリズム
  7.3 生物の進化
  7.4 種の相互関係
  7.5 分散システム
  7.6 スタックとご破算
  7.7 局所的最適化と擾乱
  7.8 局所的最適性と個体の行動
  7.9 この章のまとめ
8.遺伝と学習
  8.1 元々はどうだったのか
  8.2 親の庇護と教育
  8.3 親離れの意味
  8.4 この章のまとめ
9.生物の中での情報処理
  9.1 さまざまなメカニズム
  9.2 神経細胞の動作
  9.3 神経回路の学習
  9.4 学習機械
  9.5 学習と着目点
  9.6 神経回路と波動
  9.7 波動・記憶・情感
  9.8 情感と総合化
  9.9 この章のまとめ
10.法則を抽出する
  10.1 経験に学ぶ
  10.2 条件反射
  10.3 学習曲線
  10.4 条件反射の性質
  10.5 賞と罰
  10.6 学習と動機
  10.7 複雑な現実
  10.8 この章のまとめ
11.学習と記憶
  11.1 記憶の役割
  11.2 脳研究-上から下から
  11.3 記憶の定着
  11.4 記憶のブロック図
  11.5 感覚一時貯蔵(SIS)
  11.6 短期記憶(STM)
  11.7 STMの役割
  11.8 長期記憶(LTM)
  11.9 記銘と想起
12.人間と機械の協力
  12.1 新しい関係
  12.2 制御可能と計測可能
  12.3 学習ができるか
  12.4 計測路の支援
  12.5 制御路の支援
  12.6 階層構造
  12.7 この章のまとめ
13.自分自身を制御する
  13.1 自己制御
  13.2 機械の支援
  13.3 自分の状態を知る
  13.4 バイオフィードバック
  13.5 バイオフィードバックのモデル
  13.6 バイオフィードバックの実際
  13.7 記憶の役割
  13.8 生体の改造
  13.9 人間と機械の一体化
14.情報マシンとしての人間
  14.1 情報処理マシン
  14.2 情報量と信号路容量
  14.3 情報を受け取る
  14.4 感覚レベル
  14.5 認知レベル
  14.6 情報の記憶と貯蓄
  14.7 認知・判断の能力
  14.8 情報の呈示
  14.9 情報を送出する
15.人間を助ける機械
  15.1 人間のパートナー
  15.2 対象を理解する
  15.3 信号路
  15.4 制御信号の支援
  15.5 人間の感覚と信号
  15.6 必要な成分の抽出
  15.7 時間遅れと予測
  15.8 表示の工夫
  15.9 対象のモデル
16.機械が提供する世界
  16.1 機械の能力が高くなると
  16.2 人間と機械は異質
  16.3 不適切問題
  16.4 仮説検定,人間と機械
  16.5 集団と確率
  16.6 仮想と学習
  16.7 仮想世界の展開
  16.8 この章のまとめ
17.人間と機械は仲よく
  17.1 違うもの同士の協力
  17.2 機械の側から
  17.3 揺さぶりをかける
  17.4 やる気と機械
  17.5 人間の変化
  17.6 機械と仲よく
  17.7 三角関係
  17.8 進化の原理からの逸脱
  17.9 この章のまとめ
付録
  A.1 情報と情報量
  A.2 古典的制御の基本図式
  A.3 学習曲線の意味
  A.4 条件反射を形成する回路
  A.5 学習と外部計測路の効果