スティーヴ・フリートウッド/著 -- 法政大学出版局 -- 2006.2 -- 331.72

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料番号 資料区分 帯出区分 状態
一般 一般資料室 331.7/2006/ 00011577145 和書 帯出可 在庫 iLisvirtual

資料詳細

タイトル ハイエクのポリティカル・エコノミー ,
書名ヨミ ハイエク ノ ポリティカル エコノミー
副書名 秩序の社会経済学
著者 スティーヴ・フリートウッド /著, 佐々木 憲介 /訳, 西部 忠 /訳, 原 伸子 /訳  
著者名ヨミ フリートウッド,スティーヴ , ササキ,ケンスケ , ニシベ,マコト , ハラ,ノブコ
出版者 法政大学出版局
出版年 2006.2
ページ数, 大きさ 20,305,15p, 22cm
NDC10版 331.72
NDC8版 331.72
注記 原タイトル:Hayek's political economy
著者紹介 1955年リヴァプール生まれ。ケンブリッジ大学経済学部に学び、博士号を取得。ドゥ・モンフォート大学講師を経て、ランカスター大学マネジメントスクール組織労働技術学部上級講師。
内容紹介 「批判的実在論」をハイエク研究にはじめて適用し、ハイエク政治経済学の根底にある方法論と哲学の変遷、その発展や進化を、経済思想史的なアプローチのもとに詳細に論じる。
内容注記 文献:巻末p7〜15

目次

第1章 序論
  社会経済秩序に関する探究の起源
  スミスの後継者
  現代の文脈におけるハイエクの位置
  本書の議論の要点
第2章 哲学
  認識論と存在論
  カントにおける主観的観念的な認識論
  二つの存在論
  経験論的実在論
  超越的観念論と実証主義
  カテゴリーと用語法の解説
  結論
第3章 ハイエクⅡの社会経済理論の根底にある哲学
  自然科学についてのハイエクの哲学的立場
  社会科学におけるハイエクの哲学的立場
  結論
第4章 ハイエクⅡの社会経済理論の根底にある方法論
  主観主義
  解釈学的基礎づけ主義
  主体の行為は観念によって動機づけられる
  社会的全体の性質
  社会科学の目標1:理解
  社会科学の目標2:説明
  方法論的個人主義と合成的方法
  主観主義的実証主義
  結論
第5章 ハイエクⅡの哲学の含意とその社会経済理論の方法
  知識
  均衡
  主体性
  価格メカニズムという情報伝達システム
  結論
第6章 ハイエクⅢの準超越論的実在論の哲学
  超越論的実在論
  ハイエクⅢの準超越論的実在論
  社会的活動の変換モデル(TMSA)
  理論化の様式の切り替え
  結論:ハイエクⅠ、Ⅱ、Ⅲの存在論と含意
第7章 知識、無知、ふるまいの社会的ルール
  無知
  知識
  社会的ルールの本性:知識の体現
第8章 ルールとルール遵守を支える認知心理学
  ルールに関する予備的なコメント
  ふるまいの社会的ルール
  知覚のルール
  知覚のルールとふるまいのルールの接合
  期待
  社会的ルールは抽象性ないし一般性の程度に関して多様である
  ハイエクⅢの哲学、および心が果たす役割
  結論
第9章 ふるまいの社会的ルールと情報伝達システムの接合
  価格とルールの接合
  知識獲得の刺激としての情報伝達システム
  情報伝達システムはルールのネットワークに埋め込まれている
  情報伝達システムが機能しないときのルールと知識
  ハイエクの概念把握の優位
第10章 ハイエクⅢによる自生的な社会経済秩序の変換的概念把握
  議論の要約
  存在論、方法、均衡および経験論的実在論
  「秩序」対「均衡」
  存在論、方法、変換および批判的実在論
  市場過程あるいはカタラクシー
  結論