寺島 俊穂/著 -- ミネルヴァ書房 -- 2006.8 -- 311.234

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料番号 資料区分 帯出区分 状態
一般 一般資料室 311.2/2006/ 00009058769 和書 帯出可 在庫 iLisvirtual

資料詳細

タイトル ハンナ・アレントの政治理論 ,
書名ヨミ ハンナ アレント ノ セイジ リロン
副書名 人間的な政治を求めて
著者 寺島 俊穂 /著  
著者名ヨミ テラジマ,トシオ
出版者 ミネルヴァ書房
出版年 2006.8
ページ数, 大きさ 14,274,6p, 22cm
NDC10版 311.234
NDC8版 311.234
著者紹介 1950年東京都生まれ。慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程修了。関西大学法学部教授。専門は西欧政治思想史等。著書に「市民的不服従」「政治哲学の復権」「生と思想の政治学」など。
内容紹介 人に輝きを与える政治とは。常に政治理念との格闘の中で形成されたハンナ・アレントの政治思想の根幹とは何か。彼女の伝記的事実と思想とのつながりを照射し、政治理論形成の過程を詳細に追う。
内容注記 文献:p249〜269

目次

第一章 政治と人間についての考察
  一 問題の設定
  二 公的活動と人間世界
  三 リアリティの世界
  四 政治的なものへの照明
  五 活動的生活の復権
第二章 政治思想の形成過程
  一 政治的転回
  二 政治思想形成への萌芽
  三 ユダヤ人問題をめぐって
  四 全体主義への視座形成
  五 政治の両義性
第三章 国民国家と人権についての省察
  一 問題の所在
  二 国民国家批判
  三 シオニズム批判
  四 イスラエル建国をめぐって
  五 国民国家の脱構築
第四章 哲学と政治理論の間
  一 哲学と政治
  二 政治的事象そのものへ
  三 実存主義との関わり
  四 批判的思考との親和関係
  五 政治的思考の意味
第五章 ハインリヒ・ブリュヒャーとの思想的関係
  一 「ムッシュー」と呼ばれた男
  二 全体主義論への影響
  三 反権威主義的パーソナリティ
  四 ハイデガー対ブリュヒャー
第六章 共和主義的伝統の再生
  一 共和主義の概念
  二 共和主義の伝統-現代における再評価
  三 ハンナ・アレントと共和主義の伝統
  四 レオ・シュトラウスと古典的共和主義
  五 共和主義の再評価
第七章 人間的な政治の概念
  一 人間の営みとしての政治
  二 全体主義と政治の破壊
  三 人間的な政治の条件
  四 政治の意味
第八章 市民活動の政治理論
  一 政治の位相
  二 複数性と活動
  三 対等者としての市民
  四 根源的民主主義への道
  五 市民政治の擁護