川田 耕/著 -- 世界思想社 -- 2006.9 -- 772.1

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料番号 資料区分 帯出区分 状態
一般 一般資料室 772.1/2006/ 00009066341 和書 帯出可 貸出中 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 隠された国家 ,
書名ヨミ カクサレタ コッカ
副書名 近世演劇にみる心の歴史
著者 川田 耕 /著  
著者名ヨミ カワタ,コウ
出版者 世界思想社
出版年 2006.9
ページ数, 大きさ 4,266p, 22cm
NDC10版 772.1
NDC8版 772.1
一般件名 演劇-日本 , 日本-歴史-近世
著者紹介 1969年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程研究指導認定退学。文学博士。京都学園大学経済学部助教授。
内容紹介 近代的世界は、国家=父なるものの出現と不可視化とともにはじまった。そのことによる人間精神の力動の再編を近世日本の演劇のなかにたどる、社会学者の未踏の試み。

目次

序章
第一章 方法論
  一 潜在空間と物語
  二 物語における願望
  三 物語のなかの社会
  四 悲劇と願望
第二章 中世日本の物語
  一 英雄神話について
  二 モチーフの類似
  三 テーマの共有
  四 説経の普遍性
第三章 十七世紀における世界観の転換と主体の形成
  一 世界観の世俗化
  二 人間の主体化
  三 近世的世界観と通俗道徳
第四章 十七世紀後半における自己抑制的主体の登場
  一 国家の受容
  二 人間の自己抑制
  三 国家と鬼神-補論
第五章 復讐の物語にみる父殺しの感情
  一 物語の骨格
  二 ルサンチマン
  三 悪い父の想像と殺害
  四 良い<父>の幻想
第六章 国家の力、心の真実
  一 国家の力
  二 心の真実
第七章 石門心学にみる民衆道徳の洗練
  一 外的環境とイデオロギー的文脈
  二 普遍主義のよびかけ
  三 石門心学の主観性
  四 人間主義的な傾向
終章
  一 迫害的世界としての中世
  二 近世的社会秩序へ
  三 精神の力動の変革
  四 おわりに