宇都宮 芳明/著 -- 岩波書店 -- 2006.10 -- 134.2

所蔵

所蔵は 1 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料番号 資料区分 帯出区分 状態
一般 一般資料室 134.2/2006/ 00009089210 和書 帯出可 在庫 iLisvirtual

資料詳細

タイトル カントの啓蒙精神 ,
書名ヨミ カント ノ ケイモウ セイシン
副書名 人類の啓蒙と永遠平和にむけて
著者 宇都宮 芳明 /著  
著者名ヨミ ウツノミヤ,ヨシアキ
出版者 岩波書店
出版年 2006.10
ページ数, 大きさ 11,273,11p, 20cm
NDC10版 134.2
NDC8版 134.2
著者紹介 1931年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科哲学専攻博士課程中退。北海道大学名誉教授。著書に「カントと神」「人間の間と倫理」など。
内容紹介 武力紛争と宗教的衝突が絶えない現代、我々は依然として自らを啓蒙すべき時代に生きているのではないか。「啓蒙」に対する誤解を解き人間的理性への信頼を取り戻すべく、カントの思索に即して啓蒙の精神の原点を明らかにする。

目次

Ⅰ 啓蒙の世紀とカント
  1 啓蒙哲学の完成と克服
  2 ヘーゲルの啓蒙哲学理解
  3 ドイツ観念論への道
  4 健全な人間理性
Ⅱ カントにとって「啓蒙」とはなにか
  1 自分で考える
  2 三つの格率
  3 誤謬と仮象
  4 まったくの誤謬は存在しない
  5 ヒンスケの見解
Ⅲ カントの啓蒙の哲学
  1 人間理性の目的論
  2 世界概念としての哲学
  3 哲学の区分
  4 四つの問い
  5 人間の理性と自由
  6 人間の三つの素質
  7 開化・文明化・道徳化
Ⅳ 啓蒙の要となる道徳
  1 道徳とはなにか
  2 噓はなぜいけないか
  3 定言命法と啓蒙
  4 人格の絶対的価値
  5 義務とされる目的
Ⅴ 感情は道徳とどうかかわるか
  1 理性と感情
  2 道徳法則に対する尊敬
  3 人格に対する尊敬
  4 美と崇高の感情
  5 感情と道徳
Ⅵ 人類の啓蒙に宗教は必要か
  1 回想
  2 「純粋理性の理想」としての神
  3 純粋実践理性による神の現存在の要請
  4 道徳的信仰
  5 理性信仰
  6 宗教とはなにか
  7 人類の神
Ⅶ 歴史と文化
  1 人類の自然素質と人類の歴史
  2 歴史と文化
  3 永遠平和にむけて
  4 啓蒙の継承
  5 現代の状況