黒澤 直道/著 -- 雄山閣 -- 2007.2 -- 829.31

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料番号 資料区分 帯出区分 状態
一般 一般資料室 829.3/2007/ 00012026381 和書 帯出可 在庫 iLisvirtual

資料詳細

タイトル ナシ〈納西〉族宗教経典音声言語の研究 ,
書名ヨミ ナシゾク シュウキョウ キョウテン オンセイ ゲンゴ ノ ケンキュウ
副書名 口頭伝承としての「トンバ(東巴)経典」
著者 黒澤 直道 /著  
著者名ヨミ クロサワ,ナオミチ
出版者 雄山閣
出版年 2007.2
ページ数, 大きさ 3,216p, 22cm
NDC10版 829.31
NDC8版 829.31
一般件名 ナシ語
ISBN 978-4-639-01962-6 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
内容紹介 「トンバ文字」で知られる中国・雲南省の少数民族・ナシ族。現地に根ざした長期のフィールドワークを通して、宗教経典と口頭伝承の関わりを分析し、ナシ族の言語世界を解明する。
内容注記 文献:p197〜214

目次

序章 本研究の目的と方法
  0.1.本研究の目的とその背景
  0.2.本研究の方法
第1章 ナシ(納西)族の文化・言語・宗教
  1.1.ナシ(納西)族の文化と言語の概要
  1.2.ナシ族の宗教と宗教経典、伝統的な文字
  1.3.困難なナシ族宗教経典の年代確定
  1.4.トンバ教の現状と観光物産化
第2章 ナシ族宗教経典の研究史とその問題
  2.1.ナシ族宗教経典研究史の概略
  2.2.欧米の「ナシ学“Nakhilogy”」と中国の「トンバ(東巴)文化学」
  2.3.宗教経典研究偏重の弊害
第3章 ナシ族宗教経典の音声言語
  3.1.先行研究における経典の言語に対する認識
  3.2.ナシ族宗教経典をめぐる言語状況の概略
  3.3.比較するテクストの詳細
  3.4.「句」の音節数の固定傾向
  3.5.音節数を揃えるための技法
  3.6.繰り返しの傾向(1)-対比される人物における繰り返し
  3.7.繰り返しの傾向(2)-アドバイスとその実行における繰り返し
第4章 経典朗誦体に見られる諸特徴
  4.1.特有の語彙
  4.2.文法的変形
  4.3.修辞的技法(1)-頭韻の技法
  4.4.修辞的技法(2)-「ツェジュ」の技法
  4.5.曖昧性と難解性(1)-比喩的な語彙
  4.6.曖昧性と難解性(2)-主語の入れ替わり
第5章 ナシ族の民謡との関係
  5.1.ナシ族の民謡とそのテクスト
  5.2.ナシ族の民謡と経典朗誦体の関係
第6章 結論ナシ族宗教経典音声言語の性質
  6.1.経典朗誦体の性質
  6.2.ナシ族口頭伝承としてのナシ族宗教経典音声言語
資料編
1.ナシ語の表記法
  1.1.ナシ語の表記法とその現状
  1.2.本稿でのナシ語の表記法
2.ナシ語文法の概要
  2.1.ナシ語の文法に関する先行研究
  2.2.品詞の分類
  2.3.文の成分と語順
  2.4.主な品詞の性質と下位分類
  2.5.文法的要素の記号一覧
3.表記法の変換に関する対応表
4.口語によるナシ語テクスト資料
5.参考文献目録
あとがき