中島 徹/著 -- 日本評論社 -- 2007.3 -- 323.01

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料番号 資料区分 帯出区分 状態
一般 一般資料室 323/2007/ 00012032017 和書 帯出可 在庫 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 財産権の領分 ,
書名ヨミ ザイサンケン ノ リョウブン
副書名 経済的自由の憲法理論
叢書名 現代憲法理論叢書
著者 中島 徹 /著  
著者名ヨミ ナカジマ,トオル
出版者 日本評論社
出版年 2007.3
ページ数, 大きさ 4,234p, 22cm
NDC10版 323.01
NDC8版 323.01
一般件名 憲法 , 財産権
ISBN 978-4-535-51554-3 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
内容紹介 日本国憲法と社会経済構造の改革、改憲構想における生存権と社会保障などについて語り、憲法学の立場から規制緩和を批判するという、従来あまりなされてこなかった作業に挑み、憲法学の課題へ新鮮な問題提起を行う。
内容注記 文献:p215〜228

目次

序章 社会経済構造の改革は憲法学の主題たりうるか
  0-1 憲法学と規制緩和
  0-2 規制をめぐる最高裁と憲法学説
  0-3 規制緩和は純然たる政策問題か
  0-4 憲法論からみた規制緩和の帰結
第1章 日本国憲法と社会経済構造の改革
  1-1 経済的自由権をめぐる逆説
  1-2 日本における「福祉」シンボル
  1-3 戦後高度経済成長期における政府介入と市場
  1-4 競争制限的行政指導と「見えない憲法」
  1-5 「小さな政府」における規制改革
  1-6 「構造改革」における「福祉」シンボル
  1-7 日本国憲法における「福祉」シンボルの解体
  1-8 「小さな福祉国家」の「再建」
第2章 改憲構想における生存権と社会保障
  2-1 改憲構想の不在?
  2-2 社会保障は自己責任?
  2-3 日本型「福祉国家」の解体と社会保障
  2-4 暫定的な対抗構想
第3章 日本国憲法と「市場主義」の権利論
  3-1 本章の課題
  3-2 対象の限定
  3-3 市場主義に基づく財産権、その正当化論としての自己所有権テーゼ
  3-4 憲法学における規制二分論と規制緩和論
  3-5 「市場主義」と戦後憲法学の交差-自己決定権
  3-6 市場主義、自己決定権、自己所有権テーゼの連環
  3-7 戦後憲法学は内なるリバタリアニズムに無自覚であったか
第4章 「リベラリズム憲法学」の行方
  4-1 リベラリズムとリバタリアニズム
  4-2 「国家の中立性」をめぐる同質の説明と異質な帰結
  4-3 自律と所有
  4-4 自己決定と自己所有
  4-5 リベラリズム憲法学と自己所有権テーゼ
第5章 アメリカ合衆国における財産権概念の「変容」
  5-1 ニューディール・リベラリズムと「新しい財産権」
  5-2 ライクのN.P.論
  5-3 生命・自由・財産
  5-4 アメリカ合衆国における財産権概念の「変容」
第6章 カナダ憲法における財産権条項の欠如
  6-1 なぜカナダ憲法か
  6-2 人権憲章制定以前の財産権
  6-3 人権憲章制定過程における財産権をめぐる攻防
  6-4 人権憲章における財産権条項の欠如
  6-5 カナダの選択
第7章 財産権の領分
  7-1 本章の課題
  7-2 日本国憲法における政府と市場
  7-3 規制二分論に内在する市場観
  7-4 日本国憲法と市場主義的財産権論
  7-5 福祉国家「再建」のプロセス