杉野 昭博/著 -- 東京大学出版会 -- 2007.6 -- 369.27

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料番号 資料区分 帯出区分 状態
一般 一般資料室 369.2/2007/ 00012058988 和書 帯出可 在庫 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 障害学 ,
書名ヨミ ショウガイガク
副書名 理論形成と射程
著者 杉野 昭博 /著  
著者名ヨミ スギノ,アキヒロ
出版者 東京大学出版会
出版年 2007.6
ページ数, 大きさ 3,294p, 22cm
NDC10版 369.27
NDC8版 369.27
一般件名 障害者
ISBN 978-4-13-051127-8 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
著者紹介 1956年東京都生まれ。ロンドン大学大学院博士課程修了。関西大学社会学部教授。
内容紹介 障害の社会モデル、ディスアビリティとインペアメント、障害者運動の歴史、障害理論をめぐる論争と日本における展開……。長い運動と思索のなかから生み出された障害学の思想と実践をわかりやすく解説する。
内容注記 文献:p271〜283

目次

序章 障害学の理論視角
  1 障害学の誕生と危機
  2 社会モデルの理論射程
1章 障害学を担うのは誰か?
  1 障害学は当事者のもの?
  2 「非障害研究者」論争
  3 日本の障害者運動で論じられたこと
  4 「研究の自由」諭争
  5 研究と運動の線引き問題
  6 「当事者の視点」はいかに担保されるのか?
  7 「実践」としての障害学会
  8 「観衆」としての当事者とアクセス
2章 障害学とリハビリテーション学
  1 障害学のインパクト
  2 国際障害分類改訂の経緯
  3 障害学からの批判
  4 WHOの改訂チームによるファイファーへの反論
  5 論争が障害学に与えた影響
  6 死人に口なし
3章 マイノリティ・モデルと普遍化モデル
  1 アメリカ障害学の父
  2 ゾラが語る個人史とアイデンティティの探求
  3 障害アイデンティティとマイノリティ・モデル
  4 医療化批判と自己決定
  5 障害の普遍化戦略
  6 ゾラのラディカリズム
4章 社会モデルの広がりと再編
  1 混迷する論争と文脈依存性
  2 社会モデルの功績
  3 オリバー障害理論の真価
  4 オリバー後の社会モデル論争
  5 社会モデルの拡張作業
  6 社会モデルの再編成
  7 「個人的経験」の社会性
5章 「障害」の政治と障害学
  1 アメリカ障害学に関するいくつかの疑問
  2 「公民権」としての障害者の権利
  3 「人種」としての障害者
  4 リハビリテーション理念と「メルティングポット」
  5 戦後リハビリテーション施策の展開
  6 「貧困との戦争」におけるリハビリテーション理念の挫折
  7 自立生活運動と利用者の権利
  8 リハビリテーションから公民権へ
  9 障害者権利運動
6章 障害学の課題
  1 日本の障害学
  2 障壁としての「家族」
  3 「能力主義」をめぐる問題と差別禁止法
  4 フェミニズム理論と障害学
  5 障害学の実践課題
  6 「利用者主権」と「当事者主権」