小澤 竹俊/著 -- 筑摩書房 -- 2007.9 -- 114.2

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料番号 資料区分 帯出区分 状態
一般 一般資料室 114.2/2007/ 00012971289 和書 帯出可 在庫 iLisvirtual

資料詳細

タイトル いのちはなぜ大切なのか ,
書名ヨミ イノチ ワ ナゼ タイセツ ナノカ
叢書名 ちくまプリマー新書
著者 小澤 竹俊 /著  
著者名ヨミ オザワ,タケトシ
出版者 筑摩書房
出版年 2007.9
ページ数, 大きさ 125p, 18cm
NDC10版 114.2
NDC8版 114.2
一般件名 生と死
ISBN 978-4-480-68768-5 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
著者紹介 1963年東京生まれ。山形大学大学院医学研究科医学専攻博士課程修了。横浜甦生病院ホスピス病棟長。小中学校を中心に「いのちの授業」を展開。著書に「13歳からの「いのちの授業」」など。
児童内容紹介 いのちが大切なのは…ひとつしかないから?限りがあるから?先祖から脈々と受け継がれてきたものだから?ホスピスという終末期医療にたずさわる医師が、「なぜいのちが大切なのか」について考える「いのちの授業」。
内容紹介 「いのちはなぜ大切なの?」 この問いに答えはあるだろうか? 子どもたちが自分や人を傷つけないために、どんなケアが必要か? ホスピス医による、心にしみる「いのちの授業」。
内容注記 文献:p125

目次

はじめに-「いのちはなぜ大切なの?」
第一章 美しい話ぼかりでは、いのちの大切さは伝えられない
  「いのちの授業」を再点検してみる
  (1)「いのちはひとつしかない」から大切なのか?
  いのちに限りがあることを実感する「非日常」
  非日常の美しさは、長くは続かない
  (2)「死がこわくないから」いのちを大切にしないのか?
  (3)「いのちは先祖からつながってきたものだから」大切なのか?
  いままさに若しんでいる人に「いのちのバトン」の話は有効か?
  「いのちのバトン」のもう一つの危険
第二章 「死はこわいと思うのが正しい」のか?
  「いのちの教育」には答えがない?
  いのちの教育のための「認識論」
  ○×で答えられる問題と、答えられない問題
  「死はこわい」は、○×で答えられるか?
  「認識論」が持ついのちの教育への可能性
  同じ状態でイライラしない理由を考えてみる
  死を前にして、なぜ死をこわくないと思えるか
  苦しみから自由になる「手放し感」
  「死はこわいと思うこと」は正しい場合と正しくない場合がある
第三章 傷つける原因は「苦しみ」である
  「いのちの教育」のゴールは、人や自分を傷つけないこと
  傷つけるのは、苦しみがあるから
  苦しみはなくならない。苦しくても傷つけない方法を考える
  希望と現実の開きが「苦しみ」
  理不尽な苦しみ
  原因を取り除けないときにどうするか
第四章 人がおだやかでいられるための「三つの柱」
  (1)将来の夢
  一人称の幸せには限界がある-『ファウスト』から学んだもの
  将来の夢-私の場合
  夢が見つからない人もあわてなくていい
  (2)大切な人との関係
  凶行を思いとどまらせた母親のひと言
  「最後の治療」-難病の少女の詩
  あなたに支えがいなかったとしても、あなたは誰かの支えになれる
  (3)自分の自由
第五章 苦しみをとり除き、自分を肯定するためには
  very good(とてもよい)とgood enough(これでよい)
  役に立つ
  役に立たなくなったときどうするか
  「自立」を失っても、「自律」は失わない
  一人ひとりの支えられ方は、非常に個別性が高い
  苦しみの中にいる人は、自分を外からは見られない
  「僕にはぜったいこの病気が必要だった」
第六章 「ニヒリズム」は超えなければならない
  人生に意味はない?
  信念同士は対立する。だからほかに共有できるものを探す
  すべてを認める
  思春期はなかなか自分を好きになれない。でもそれは必要な時期
おわりに-なぜ人は苦しみながら生きていくのか
参考文献