加藤 哲郎/著 -- 岩波書店 -- 2008.10 -- 309.021

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料番号 資料区分 帯出区分 状態
一般 一般資料室 309/2008/ 00012178653 和書 帯出可 在庫 iLisvirtual

資料詳細

タイトル ワイマール期ベルリンの日本人 ,
書名ヨミ ワイマールキ ベルリン ノ ニホンジン
副書名 洋行知識人の反帝ネットワーク
著者 加藤 哲郎 /著  
著者名ヨミ カトウ,テツロウ
出版者 岩波書店
出版年 2008.10
ページ数, 大きさ 10,318,40p, 22cm
NDC10版 309.021
NDC8版 309.021
一般件名 社会運動-日本 , 日本人(ドイツ在留)-歴史 , ドイツ-歴史-ワイマール時代(1918〜1933)
ISBN 978-4-00-025765-7 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
著者紹介 1947年岩手県生まれ。東京大学法学部卒業。一橋大学大学院社会学研究科教授。インターネット上でネチズンカレッジ主宰。著書に「コミンテルンの世界像」など。
内容紹介 1937年、反戦・反ファシズムの活動に没頭してきた国崎定洞はスパイ容疑で銃殺された。彼の軌跡を探究してきた著者が、国崎・千田・有澤をはじめとする在独日本人反帝グループの研究を結晶化する。
内容注記 文献:巻末p18〜40

目次

序章 芹沢光治良『人間の運命』の周辺
第一章 ワイマール共和国の「洋行」日本人
  一 日独関係史のなかのワイマール期
  二 大正デモクラシーと知識人の「洋行」
  三 ワイマール期ベルリンの日本人コミュニティ
  四 日本人コミュニティ内の政治的対立
  五 ベルリン社会科学研究会の生まれ方
第二章 ベルリン社会科学研究会
  一 一九二七年高野岩三郎訪独と有澤廣巳・国崎定洞
  二 ベルリン社会科学研究会の誕生
  三 提唱者蠟山政道と主導者国崎定洞の対立
  四 有澤廣巳はなぜベルリン滞在を延長したか
  五 ベルリン社会科学研究会のその後
第三章 ベルリン反帝グループと革命的アジア人協会
  一 社会科学研究会から反帝グループへ
  二 革命的アジア人協会-李康国とチャットパディア
  三 鈴木東民創刊『伯林週報』の発見
  四 『中管時報』と「独逸研究会参考資料」
第四章 新明正道と杉本栄一の「第三の道」
  一 新明正道『ドイツ留学日記』の日本人
  二 反帝グループに距離をおく新明正道の研究会
  三 新明正道の選んだ「第三の道」
  四 「ハイネ的考察者」からみた日本人コミュニティ
第五章 ドイツ共産党日本人部
  一 旧ソ連秘密資料公開の歴史的意味
  二 「転向タブー」と「党籍タブー」
  三 国崎定洞のベルリンでの活動
  四 党活動報告ファイル「ドイツから」
  五 山本懸蔵の「インテリ」嫌い-作家藤森成吉の訪ソ問題
  六 根本辰訪ソ、勝野金政検挙から国崎定洞粛清へ
第六章 河上肇と国崎定洞
  一 モスクワで見つかった河上肇の手紙
  二 河上肇の飛び込んだ革命家への道
  三 コミンテルンの河上肇工作
  四 愛弟子岩田義道をスパイと疑った河上肇の党派性
第七章 ナチス・ドイツと軍国日本のはざまで
  一 警察資料に見る在独日本人反帝グループ
  二 ナチスの台頭と在独日本人
  三 在独左翼体験も治安維持法違反へ
  四 政治的弾圧から逃れた幸運と悲運
終章 ワイマール民主主義から戦後民主主義へ
  一 千田是也の公共圏と反帝ネットワーク
  二 千田是也におけるベルリンの青春
  三 それぞれのワイマール民主主義体験