宮地 英敏/著 -- 名古屋大学出版会 -- 2008.12 -- 573.2

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料番号 資料区分 帯出区分 状態
一般 一般資料室 573.2/2008/ 00012201398 和書 帯出可 在庫 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 近代日本の陶磁器業 ,
書名ヨミ キンダイ ニホン ノ トウジキギョウ
副書名 産業発展と生産組織の複層性
著者 宮地 英敏 /著  
著者名ヨミ ミヤチ,ヒデトシ
出版者 名古屋大学出版会
出版年 2008.12
ページ数, 大きさ 10,302,90p, 22cm
NDC10版 573.2
NDC8版 573.2
一般件名 陶磁器-日本
ISBN 978-4-8158-0602-6 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks
内容紹介 近世以来の伝統をもとに多彩な製品群を生み出し、飛躍的な発展を遂げた近代日本の陶磁器業を、主要産地の構造変化を捉えて実証的に描き出し、近代化へと至る多様な発展経路の存在を示した産業史研究。
内容注記 文献:巻末p19〜33

目次

序章 「在来産業」論から複層的生産組織論へ
  はじめに
  一 「在来産業」論の意義と限界
  二 生産組織の複層性
  三 本書の構成
第1章 歴史的および技術的前提
  一 磁器の登場まで
  二 磁器の製造工程
第2章 近代日本陶磁器業の概観
  一 生産動向
  二 製品市場
  三 主要産地の特徴
第3章 美術陶磁器輸出の隆盛と挫折
  はじめに
  一 起立工商会社の概観
  二 ウィーン万博を機にした会社設立
  三 政府融資の開始
  四 経営の悪化と融資資金の焦げ付き
  五 起立工商会社への貸与金の推算
  小括
第4章 近代日本陶磁器業と小零細経営
  はじめに
  Ⅰ 京都陶磁器業と高級品生産
  一 近世末から明治前半の京都陶磁器業
  二 京都陶磁器業の高付加価値戦略
  Ⅱ 東濃陶磁器業と経営戸数の増大
  三 近世末期から明治初期の東濃陶磁器業
  四 明治中期における東濃陶磁器業の概況
  五 東濃陶磁器業における小零細経営の特徴
  六 窯屋の実態
第5章 近代日本陶磁器業と中小経営
  はじめに
  一 瀬戸陶磁器業と製品販売市場
  二 商品流通と金融
  三 生産技術の変化
  四 窯屋の経営規模
  五 瀬戸陶磁器業の発展
  小括
第6章 近代日本陶磁器業における技術導入
  はじめに
  一 日本陶器における石炭窯導入と瀬戸・東濃
  二 登り窯の短所
  三 登り窯から石炭窯への転換
  四 松村式石炭窯の完成と普及
  小括
第7章 先駆的な機械制大工業化の失敗
  はじめに
  一 <中>による技術移植
  二 他人資本による会社設立
  三 問屋による垂直統合
  四 製造と販売の両立に失敗した問屋
  五 製造に特化していった問屋
  小括
第8章 近代日本陶磁器業における大企業の成立
  はじめに
  一 森村組の誕生と人的資源
  二 御用商売とセーフティーネット
  三 見込取引とリスク管理
  四 森村組による垂直統合の開始
  五 森村組と白素地
  六 日本陶器合名会社の経営安定化への道筋
  小括
第9章 両大戦間期における日本陶磁器業の変質
  はじめに
  一 名古屋における機械制大工業と製造問屋の成長
  二 瀬戸陶磁器業の二分化
  三 東濃陶磁器業の名古屋への接近
  四 第一次世界大戦ブーム後における生産システム
  小括
終章 近代日本の生産システムと陶磁器業
  一 近代の日本陶磁器業
  二 総括と展望