山口 美知代/著 -- 開拓社 -- 2009.6 -- 831.58

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料番号 資料区分 帯出区分 状態
一般 一般資料室 831.5/2009/ 00012236154 和書 帯出可 在庫 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 英語の改良を夢みたイギリス人たち ,
書名ヨミ エイゴ ノ カイリョウ オ ユメミタ イギリスジンタチ
副書名 綴り字改革運動史一八三四-一九七五
著者 山口 美知代 /著  
著者名ヨミ ヤマグチ,ミチヨ
出版者 開拓社
出版年 2009.6
ページ数, 大きさ 412p, 22cm
NDC10版 831.58
NDC8版 831.58
一般件名 英語-表記法-歴史
ISBN 978-4-7589-2141-1 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
内容紹介 綴り字をより規則的・表音的なものに変えようとしたイギリス人たちの試行錯誤の意味を明らかにする言語文化史研究。綴り字改革唱導の各種印刷物、1870年代の教育行政文書などの資料を渉猟した研究成果。
内容注記 文献:p380〜400 19-20世紀英語綴り字改革運動史年表:p401〜404

目次

序章 国民統合の言語から国際語へ
  第一節 本書のねらい-なぜ綴り字改革運動を論じるのか
  第二節 先行研究と本書の構成
  第三節 英語綴り字の不規則性と綴り字改革論の基本的な考え方
第一部 基礎教育の効率化をめざした綴り字改革論者たち
第一章 代表的綴り字改革論者アイザック・ピットマンの生涯
  第一節 綴り字コンテストの時代の綴り字改革運動家
  第二節 アイザック・ピットマンの生涯
  第三節 ピットマンが十九世紀の綴り字改革運動に与えた影響
第二章 ロンドン学務委員会の請願運動
  第一節 基礎教育関係者たちの綴り字改革運動
  第二節 物理化学者ジョン・ホール・グラッドストンと請願運動
  第三節 ロンドン学務委員会における議論
  第四節 『読み方教授法報告書』(一八七八)の意味
  第五節 国民統合時代の国家・教育・言語と綴り字改革運動
第三章 綴り字改革公開会議に集まった人々
  第一節 綴り字改革公開会議(一八七七)
  第二節 英語綴り字改革協会の活動
第二部 言語の科学的研究を志した綴り字改革論者たち
第四章 世界の民族と言語を探究したロバート・レイサム
  第一節 言語学者ロバート・レイサム
  第二節 『イングランドとアメリカの著述家への呼びかけ』(一八三四)
  第三節 「表音式綴り字の原則」(一八五九)
  第四節 『表音式綴り字の擁護論』(一八七二)
  第五節 『英語』と綴り字改革論
  第六節 翻字・音声表記と綴り字改革論
第五章 言語学会公認の「英語綴り字の部分的修正案」
  第一節 言語学会と綴り字改革論
  第二節 フライとエリスの綴り字改革論(一八七〇)
  第三節 スウィートと「英語綴り字の部分的修正案」(一八八一)
  第四節 言語学会公認案の行方
  第五節 マリーのOED編纂と綴り字改革論
第六章 十九世紀イギリス音声学の発展と綴り字改革論
  第一節 音声学の歴史と綴り字改革論
  第二節 スウィートの『音声学提要』(一八七七)
  第三節 国際音声記号の確立まで
第三部 「世界語」に完璧を求めた綴り字改革論者たち
第七章 簡略綴り字協会と国際語としての英語
  第一節 国際語としての英語と二十世紀の綴り字改革論
  第二節 アメリカの簡略綴り字委員会とイギリスの簡略綴り字委員会
  第三節 第一回帝国教育会議とカナダ連邦ノヴァスコシア州の例
  第四節 インド教育官僚マーク・ハンターの綴り字改革論
  第五節 請願書の中の「帝国」と「国際語」
  第六節 ニュースペリング考案
第八章 綴り字改革関連法案の審議
  第一節 綴り字改革法案(一九四九)
  第二節 簡略綴り字法案(一九五三)
  第三節 モント・フォリックの遺言による教授ポスト設置
第九章 バーナード・ショーの遺言と英国アルファベット公募
  第一節 ショーと綴り字改革論
  第二節 アルファベット改革に関するショーの遺言
  第三節 英国アルファベット公募
  第四節 ジェームズ・ピットマンとショーの遺言執行
第十章 初期指導用アルファベット導入の顚末
  第一節 初期指導用アルファベットの実験的導入
  第二節 初期指導用アルファベット財団の普及活動
  第三節 公的報告書での評価と普及活動の衰退
  第四節 綴り字改革運動史のなかの初期指導用アルファベット
結びにかえて