立岩 真也/著 -- 理論社 -- 2010.8 -- 159.7

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料番号 資料区分 帯出区分 状態
児童 子書庫・職員へ 159/2010/ 00013330980 児童和書 帯出可 在庫 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 人間の条件 ,
書名ヨミ ニンゲン ノ ジョウケン
副書名 そんなものない
叢書名 よりみちパン!セ
著者 立岩 真也 /著, 100%ORANGE /装画・挿画  
著者名ヨミ タテイワ,シンヤ , ヒャクパーセント オレンジ
出版者 理論社
出版年 2010.8
ページ数, 大きさ 392p, 19cm
NDC10版 159.7
NDC8版 159.7
一般件名 人生訓(青年)
ISBN 978-4-652-07855-6 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
著者紹介 1960年新潟県生まれ。立命館大学大学院先端総合学術研究科教授。同大学「生存学研究センター」センター長。著書に「唯の生」「良い死」「希望について」など。
児童内容紹介 「できる」か「できない」かで人間の価値が決まる。できれば、多く取ることができる-。そんなこの世のきまりや価値が正しい理由はない。だったらなぜそうなっているのか?社会は、人は、どうあれるのか?泣く子も黙る「生存学」の巨匠が、わかりやすく語り尽くします。対談、本の紹介なども収録。
内容紹介 「できる」か「できない」かで人間の価値が決まる。そんなこの世のきまりや価値が正しい理由はない。だったらなぜそうなっているのか、どうするのか。「生存学」の巨匠がやさしく説き明かす。マンガ、イラスト、対話も収録。

目次

簡単で別な姿の世界、を歌えないなら、字を書く
  1 なにが書いてあるか
  2 なぜそんなことを
Ⅰ できなくてなんだ
  1 できることはよい
  2 できないことがよいことでもあること
  3 だが勝手に持ち上げられたら迷惑であること
  4 自分でしない方が楽なことがある
  5 代わってもらえない場合
  6 他人がいてしまうこと
  7 他人は信用できない、から自分で
  [補] 民主主義
  8 たしかにできないと困る、のだが
Ⅱ ならどうならよいか・1
  1 一人ひとりが自分の分という案
  2 苦楽の公平はありだと人は思っている
Ⅲ しかしこの世の仕組み-私たちの社会は変だ
  1 きまりA:私の作ったものが私のもの/価値B:私がすることできることが私
  2 そのことが気になったこと
  3 同じにできるようにはならないし、できたからどうというものでもない
  4 どうということではないという気持ちをもらったこと
  5 「学問」でないものからもらったこと
  6 私の作ったものが私のものであるが正しい、理由はない
Ⅳ でも社会はそうじゃないかという話
  1 人がそうなるならそうなるという話
  2 関係が人を決めるという話
  3 ならまず社会を変えてしまえばよいという話
  4 順番に、小分けにして、考えてみようと思ったこと
Ⅴ 人は違うものを信じている
  1 人は違うものを信じている
  2 他者がいた方がよいと思っている
  3 たんに私は生きたいと思っている
  4 譲れないもののために分けられる
Ⅵ 差は仕方がない、必要だというお話について
  1 そうなってしまうというお話の繰り返し
  2 これできまりという答はない、が
  3 自然はそうなっているという話
  4 都合よく自然をもってきてしまう
Ⅶ 「機会の平等」というお話がいけてない話
  1 差は縮まるという話
  2 それなりのことはなされ外堀が埋められる
  3 しかしそれでも
  4 学校の話・続
  5 より「深い」ところに差があるという話
  6 で、どうするのか?
Ⅷ むしろ差は大きくなる
  1 差は大きくなる
  2 「貧困」の再浮上
  3 多くの人を相手にできる商売
  4 身体系の商売の一部
  5 作り手を限るきまり
Ⅸ 文句の言い方
  1 このままでよい・対・いやよくない
  2 搾取?
  3 「最低限」を保障でよくはないか、について
  4 貧乏の証明問題
Ⅹ 世界の分け方
  1 世界を分ける
  2 人数で割ってしまえ、という案
  3 A:苦労には報いる+人数割り~ 同じだけ働いて同じだけ受けとるという案
  4 苦労した分余計に受けとるという案
  5 なかなかそうもいかない→B
  6 税を使ってBをAに近づけるという方法
ⅩⅠ 違いへの応じ方
  1 同じから始めることについての復習
  2 違うからこそまず「総額」を同じにすること
  3 必要なものが違うとき
  4 「ほしいだけ」はなしか
  5 経済学が言うことは似ているようで全然違う
  6 ありなこともある
ⅩⅡ 材料も仕事も分ける
  1 お金を分けるだけでよいか
  2 材料(知識含む)を分ける
  3 人は余る、それはわるいことではない
  4 生産を増やすという方法はあまりうまくいかない
  5 再び、人は足りないのか多いのか
  6 仕事を分ける
終わりに
  本の紹介
  予告
  [補・1] 教科書に書いたこと
  少子高齢化は「大変」か
  政治はなにをやるべきか
  なにを、どう配分するか
  世界は世界を救えるか
  [補・2] 三人のひとと話してみた
  「できる」ことは「人間の価値」ではない-社納葉子さんと
  「弱くある自由」という考え方/生きて暮らしていることそのものが/「できる」イコール「自分が生きている値打ち」か/「尊重」と「省略」/しんどい現実とそこから受け取ること/「障害者の親」という責任はない/世の中で一番いい加減な学問
  明るくないけど、変えることは不可能じゃない-山田真さんと