鈴木 靖民/著 -- 岩波書店 -- 2012.2 -- 210.3

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一般 一般資料室 210.3/2012/ 00012470076 和書 帯出可 在庫 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 倭国史の展開と東アジア ,
書名ヨミ ワコクシ ノ テンカイ ト ヒガシアジア
著者 鈴木 靖民 /著  
著者名ヨミ スズキ,ヤスタミ
出版者 岩波書店
出版年 2012.2
ページ数, 大きさ 11,404,12p, 22cm
NDC10版 210.3
NDC8版 210.3
一般件名 日本-歴史-古代 , 日本-対外関係-アジア(東部)-歴史
ISBN 978-4-00-025777-0 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
著者紹介 1941年北海道生まれ。国学院大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。同大学文学部史学科教授。横浜市歴史博物館館長。文学博士。著書に「古代対外関係史の研究」など。
内容紹介 3〜7世紀の列島の歴史像を、隣接諸地域との関わりを重視しながら、一国史の枠を超える視点に立って描き出すとともに、首長制社会論に基づく国家形成理論によって日本古代史を捉え直す。

目次

序章 東アジア諸民族の国家形成と倭王権の展開
  一 国家形成と国際関係
  二 東アジアと邪馬台国
  三 朝鮮情勢と初期の倭王権
  四 冊封関係下の東アジアと倭王権
  五 国際情勢の変化と倭王権の展開
  六 統一国家隋の出現と東アジアの国家形成
  おわりに
第Ⅰ部 倭国の形成
第一章 『魏志』倭人伝にみる倭国・邪馬台国
  一 倭人・倭種
  二 鬼道
  三 いわゆる倭国争乱
  四 倭国の支配構造(1)
  五 倭国の支配構造(2)
  六 人口・生産力
  おわりに
第二章 倭国と東アジアの祭祀・祭祀空間
  はじめに
  一 『魏志』東夷伝の祭祀・建物(施設)記事
  二 祭祀の多様性
  三 祭祀の空間(施設)と祭祀主体
  四 『魏志』東夷伝に見える「居処」の建物(施設)
  五 倭国の王権構造と祭祀・祭祀空間
  おわりに
第三章 鉄をめぐる倭国と弁韓・加耶
  一 弁韓諸国と対外関係
  二 加耶の発展と倭国
  おわりに
第四章 石上神宮七支刀銘と倭国をめぐる国際関係
  はじめに
  一 刀銘の問題点
  二 刀銘を中心にみた百済の動向
  おわりに
第Ⅱ部 倭王とその支配構造
第五章 広開土王碑文の「倭」関係記事
  はじめに
  一 倭関係記事の釈読
  二 倭関係記事の史実
  おわりに
第六章 倭の五王の外交と内政
  はじめに
  一 倭の対宋外交と朝鮮
  二 倭の国際関係と国内支配
  三 武(雄略)の時代の歴史的位置
  おわりに
第七章 継体の王位継承とその性格
  はじめに
  一 隅田八幡鏡と孚弟王と斯麻
  二 地方首長としての継体
  三 従来型の王位継承
  おわりに
第八章 百済の府官制と全羅道の前方後円墳
  はじめに
  一 倭の府官制
  二 人制と府官制
  三 百済の府官制
  四 古代の全羅南道と前方後円墳の意義
  おわりに
第Ⅲ部 東アジアのなかの倭国
第九章 東アジアにおける国際変動と国家形成
  はじめに
  一 隋唐統一国家と周辺・辺縁諸国
  二 朝鮮三国の政治変動と国家形成
  三 倭の政治変動と国家形成
  四 東アジアにおける国家形成の諸段階と特質
  おわりに
第一〇章 七世紀の倭国仏教と百済・中国北朝
  はじめに
  一 百済仏教の倭への伝播
  二 北朝の仏教文化と胡人ルート
  おわりに
第一一章 日本律令の成立と新羅
  はじめに
  一 律令をめぐる日本と新羅
  二 日本の律令法継受の諸段階
  三 法典の舶載者、編纂者たち
  おわりに
第Ⅳ部 古代国家形成への道
第一二章 日本古代史における首長制社会論の試み
  はじめに
  一 首長制論の諸概念
  二 円錐形クラン
  三 互酬性と再分配
  おわりに
第一三章 日本古代国家形成史の諸段階
  一 首長制社会の概念と特徴
  二 日本における首長制社会の諸段階
  おわりに
第一四章 国家形成の諸段階の再検討
  一 問題の視角
  二 首長制社会論の展開とその適用
  三 国家形成の諸段階の再検討
  四 古代国家以後の首長制的要素
第一五章 日本における首長制社会と国家の誕生
  一 日本における古代国家形成論
  二 首長制社会論(成層社会論)
  三 国家形成論の課題
  おわりに