河内 重雄/著 -- 九州大学出版会 -- 2012.3 -- 910.26

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料番号 資料区分 帯出区分 状態
一般 一般資料室 910.26/コウ/ 00012483426 和書 帯出可 在庫 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 日本近・現代文学における知的障害者表象 ,
書名ヨミ ニホン キンゲンダイ ブンガク ニ オケル チテキ ショウガイシャ ヒョウショウ
副書名 私たちは人間をいかに語り得るか
著者 河内 重雄 /著  
著者名ヨミ コウチ,シゲオ
出版者 九州大学出版会
出版年 2012.3
ページ数, 大きさ 395,16p, 22cm
NDC10版 910.26
NDC8版 910.26
一般件名 日本文学-歴史-近代 , 知的障害
ISBN 978-4-7985-0068-3 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
内容紹介 日本近・現代の文学作品における知的障害者の語られ方や受け取られ方の多様化・多面化を示すとともに、それらの考察を通して、人間とは何かという大きな問題を考える。

目次

序章
第一章 國木田獨歩「春の鳥」論
  一 はじめに
  二 「英語と数学」が意味するもの
  三 「私」に物語を意図させる作者の意図
  四 「農家の民」及び「春の鳥」の典拠
第二章 芥川龍之介「偸盗」論
  一 はじめに
  二 「眼底を払つて・消え」る「一切の悪」とは
  三 「一切の悪が、眼底を払つて、消えてしまふ」とは
  四 「自分も母になれる」という内なる思い
第三章 石井充「白痴」論
  一 はじめに
  二 人間観及び「白痴」観
  三 農本主義的な生き方と「白痴」
  四 人間として描く戦略性
第四章 山下清の語られ方
  一 はじめに
  二 なぜ「精神薄弱ながらも」「天才画家」足り得たのか
  三 なぜ知的障害者の「天才画家」は他に現れないのか
  四 知的障害者を天才とすることについて
第五章 大江健三郎『静かな生活』論
  一 はじめに
  二 「障害の受容」へのプロセスというモデル
  三 イーヨーによる自己表象
  四 二つのモデルとKはどのように関係するか
第六章 青来有一「石」論
  一 はじめに
  二 修の驚異的な記憶力のもつ意味
  三 記念日・集合的記憶とサヴァン症候群的な記憶の関係
  四 回帰する記憶と「石」になること
終章
知的障害に関する記述を含む作品・事項一覧