津田 博司/著 -- 刀水書房 -- 2012.6 -- 233.07

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料番号 資料区分 帯出区分 状態
一般 一般資料室 233/2012/ 00012511242 和書 帯出可 在庫 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 戦争の記憶とイギリス帝国 ,
書名ヨミ センソウ ノ キオク ト イギリス テイコク
副書名 オーストラリア,カナダにおける植民地ナショナリズム
著者 津田 博司 /著  
著者名ヨミ ツダ,ヒロシ
出版者 刀水書房
出版年 2012.6
ページ数, 大きさ 8,228p, 22cm
NDC10版 233.07
NDC8版 233.07
一般件名 イギリス-歴史-20世紀 , オーストラリア-歴史 , カナダ-歴史
ISBN 978-4-88708-404-9 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
著者紹介 1981年神戸生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。筑波大学人文社会系助教。
内容紹介 第一次、第二次世界大戦後のオーストラリアとカナダの人々が、自分たちや先人たちが関わった戦争をどのように「記憶」してきたのかを、戦争記念日を手がかりにして明らかにする。

目次

序論 イギリス帝国の紐帯と二つの世界大戦
  ドミニオンと「帝国の総力戦」
  植民地ナショナリズムと「帝国意識」
  イギリス帝国の構造変化と戦争の記憶
第一部 大戦間期における戦没者追悼と「記憶の空間」
第一章 イギリス本国-休戦記念日の成立
  第一次世界大戦が終わった日
  無名戦士と残された「寡婦」
  赤いポピーがつなぐ連帯
第二章 カナダ-「高貴なる死」の記憶
  平和の日から「休戦記念日」へ
  戦没者追悼記念日の成立
  戦地への巡礼と次なる戦争の足音
第三章 オーストラリア-アンザック神話の形成
  神話化される戦争、忘却される過去
  「自由のコモンウェルス」へ
  「距離の暴虐」をこえて
第二部 第二次世界大戦と「ブリティッシュネス」の拡散
第一章 イギリス本国-平和主義の進展と新たな大戦
  戦争の根絶ともう一つのポピー
  宥和政策の破綻と「民衆の戦争」
  帝国的な「記憶の空間」の動揺
第二章 オーストラリア-継続するアンザックの伝統
  アンザックの息子たち
  アメリカへのまなざし
  戦後世界と王冠への忠誠
第三章 カナダ-カナダ国旗をめぐる論争とブリティッシュネス
  カナダ国旗をめぐる論争の始まり
  上下院合同委員会での議論とその帰結
第三部 脱植民地化と「新しいナショナリズム」
第一章 カナダ-脱植民地化のなかの「大国旗論争」
  大国旗論争の経緯と戦争の記憶
  戦わされる「カナダ」像と論争の結末
第二章 オーストラリア-アンザック・デイの脱植民地化
  初期反戦運動とアンザック・デイ
  反戦運動の過激化と世代間の「対話」
  「新しいナショナリズム」の台頭
結論 帝国の終焉と多文化主義化する戦争の記憶