空閑 浩人/編著 -- ミネルヴァ書房 -- 2012.11 -- 369.17

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料番号 資料区分 帯出区分 状態
一般 一般資料室 369.1/2012/ 00012559712 和書 帯出可 在庫 iLisvirtual

資料詳細

タイトル ソーシャルワーカー論 ,
書名ヨミ ソーシャル ワーカーロン
並列タイトル The Theory of SOCIAL WORKER
副書名 「かかわり続ける専門職」のアイデンティティ
著者 空閑 浩人 /編著  
著者名ヨミ クガ,ヒロト
出版者 ミネルヴァ書房
出版年 2012.11
ページ数, 大きさ 16,253p, 22cm
NDC10版 369.17
NDC8版 369.1
一般件名 ケース・ワーカー
ISBN 978-4-623-06403-8 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
著者紹介 1964年福岡県生まれ。同志社大学大学院博士後期課程満期退学。同大学社会学部教授。社会福祉士。編著に「ソーシャルワーク入門」など。
内容紹介 ソーシャルワーカーの体験から導き出され、実践現場で積み重ねられるソーシャルワーカーとしての「知」のかたちを描くことを通して、「ソーシャルワーカー論」の展開を試みる。

目次

序章 ソーシャルワーカーとその実践を支える「知」の形成
  1 ソーシャルワーク実践とソーシャルワーカー
  2 「気づき・発見の専門職」としてのソーシャルワーカー
  3 ソーシャルワーカーを支える「知」の構築に向けて
第1部 実習教育の現場で語られるソーシャルワーカー像
第1章 ケースメソッドを活用した教育実践
  1 「ソーシャルワーカー像」が浮かび上がる学びを
  2 ケースメソッドを活用したソーシャルワークの授業実践
  3 ケースメソッドによる授業で活用した資料
  4 ケースメソッドによる授業の効果測定と考察
  5 今後の課題と考察
第2章 施設職員が伝える援助者像
  1 「援助者」の姿を伝えるということ
  2 利用者とのかかわりにおける姿勢を伝える
  3 利用者と家族の間にいる援助者の姿を伝える
  4 利用者の生活を支援するということを伝える
  5 援助を行う「人」を伝えるということ
第3章 ソーシャルワーカーのアイデンティティ
  1 ソーシャルワーカー自身によって紡がれた「言葉」への着目
  2 実習指導者によって書かれたコメントの分析と考察
  3 「ソーシャルワーカー」を伝えるソーシャルワーク実習
第2部 ソーシャルワーカーであり続けるために
第4章 悩みを共有できる職場環境の重要性
  1 ソーシャルワーカーにとっての現任研修
  2 問題や課題を個人化させないチームワークづくり
  3 悩むことを支える現任研修と職場環境づくり
  4 職場の組織力と自身の可能性への信頼
第5章 現任研修におけるケースメソッドの有効性
  1 「対話」が育むソーシャルワーカーの実践力
  2 ケースメソッドと現任研修
  3 現任研修におけるケースメソッドの意義と効果
  4 現任研修におけるケースメソッドの可能性
第6章 ソーシャルワーカーである自分を語る
  1 自分らしいソーシャルワーカー像の構築を目指して
  2 定例カンファレンスの実際
  3 ソーシャルワーカーであり続けるために
第3部 「かかわり続ける専門職」としてのソーシャルワーカー
第7章 ソーシャルワーカーとジレンマ
  1 「ジレンマ」と「フラストレーション」
  2 根源的な価値のジレンマ
  3 適切な介入レベルというジレンマ
  4 居心地のよさと世間の厳しさ
  5 援助の組織で生じるジレンマ
  6 ジレンマに「ゆらぐ」ことの意味
第8章 ジレンマとの共存
  1 ジレンマの「解消」ではなく「うまく付き合う」ための方法
  2 誠実なソーシャルワーカーであることの証
  3 専門職としての意思決定プロセス
  4 専門職の視点に固執することの弊害
  5 私たちの見方に含まれる偏り
  6 社会福祉専門職のジレンマの特徴
  7 多様な視点を生み出す方法
  8 合理化する作業の否定とソーシャルワーカーにとっての意義
  9 対人援助の際に生じるジレンマを乗り越えるために
第9章 「状況との対話」を可能にする専門性と実践力
  1 ソーシャルワーカーに求められるもの
  2 現任ソーシャルワーカーへのグループインタビューの実施
  3 ソーシャルワーカーとしての自らの成長につながる実践経験
  4 実践のなかから育まれる専門性と実践力
  5 「状況との対話」を可能にする専門性と実践力
第10章 アイデンティティを育む職場環境づくり
  1 「現場に身を置くこと」を通して形成される専門性と実践力
  2 「現場に身を置くこと」の意味
  3 ソーシャルワーカーになることを支える学び
  4 職場における「実践の意味」の共有
  5 ソーシャルワーカーの育ちを支える職員集団の形成
終章 ソーシャルワーカーを支える「知」の集積
  1 その時代のソーシャルワーカーを「論じ続ける」こと
  2 ソーシャルワーカーの体験と実践をめぐる現実を知ること
  3 ソーシャルワーカーの「かかわり続ける」営みを支えること
  4 「ソーシャルワーカー論」の意義と課題