小川 忠/著 -- 岩波書店 -- 2012.12 -- 377.28

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一般 一般資料室 377.2/2012/ 00012562641 和書 帯出可 在庫 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 戦後米国の沖縄文化戦略 ,
書名ヨミ センゴ ベイコク ノ オキナワ ブンカ センリャク
副書名 琉球大学とミシガン・ミッション
著者 小川 忠 /著  
著者名ヨミ オガワ,タダシ
出版者 岩波書店
出版年 2012.12
ページ数, 大きさ 8,295,29p, 20cm
NDC10版 377.28
NDC8版 377.28
一般件名 琉球大学 , 日本-対外関係-アメリカ合衆国-歴史
ISBN 978-4-00-025874-6 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
著者紹介 1959年神戸生まれ。早稲田大学大学院アジア太平洋研究科博士後期課程修了。学術博士。国際交流基金東南アジア総局長兼ジャカルタ日本文化センター所長。著書に「原理主義とは何か」など。
内容紹介 米軍の委嘱により琉球大学に深く関与したミシガン州立大学の「ミシガン・ミッション」関連史料をはじめとする、沖縄を含む日米双方の公刊・未刊の膨大な資料・文献を駆使して、琉球大学の創設と運営を実証的に分析する。

目次

はじめに
第一章 琉球大学前史
  一 陸軍による軍政研究と軍政要員の育成
  二 海軍による沖縄研究と軍政要員の育成
  三 『民事ハンドブック』の沖縄人観
  四 「沖縄人は日本人ではない」という認識枠組み
  五 欧州の沖縄研究が米国に与えた影響
  六 民主化の旗手としてのマードック
  七 マードックの「知」の系譜
  八 自己確認の方法としての文化人類学
  九 オリエンタリズム的記述
第二章 琉球大学の設立
  一 琉球大学創設に関する三つのイニシャティブ
  二 琉球大学創設の政策的意図
  三 琉球大学の開学
  四 根拠法からの米軍政の政策意図分析
  五 ミシガン・ミッションの概略
  六 ミシガン州立大学の沖縄米軍政への危惧
  七 「軍学提携」の中身
  八 ミシガン州立大学を台頭させた学長の戦略
  九 冷戦を利用した大学
第三章 反米闘争の拠点としての琉球大学
  一 「英語帝国主義」
  二 沖縄側の日本語「国語」論
  三 優遇される英語教育
  四 軍学協力による英語教育
  五 英語教育の成否
  六 反米「島ぐるみ闘争」と本土復帰運動の高まり
  七 「国文学科」不許可
  八 米国文化戦略への反発
  九 「第一次琉大事件」「第二次琉大事件」
第四章 「日米新時代」の琉球大学
  一 ケネディーの登場
  二 対沖縄政策の変化
  三 大学基盤の強化
  四 琉球大学・ミシガン州立大学の新協定
  五 国益を担う民間財団
  六 ミシガン・ミッションのうち切り
第五章 復帰後の国立琉球大学
  一 「植民地大学」からの脱皮
  二 琉球大学の国立大学移管
  三 「大学設置基準体制」下の琉球大学
  四 キャンパス移転と首里城復元
おわりに