押村 高/著 -- 法政大学出版局 -- 2013.7 -- 311.3

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料番号 資料区分 帯出区分 状態
一般 一般資料室 311.3/2013/ 00013604632 和書 帯出可 在庫 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 国家のパラドクス ,
書名ヨミ コッカ ノ パラドクス
副書名 ナショナルなものの再考
叢書名 サピエンティア
著者 押村 高 /著  
著者名ヨミ オシムラ,タカシ
出版者 法政大学出版局
出版年 2013.7
ページ数, 大きさ 8,268p, 20cm
NDC10版 311.3
NDC8版 311.3
一般件名 ナショナリズム , 安全保障
ISBN 978-4-588-60332-7 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks
著者紹介 1956年東京都生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科博士課程修了。博士(政治学)。青山学院大学国際政治経済学部教授(政治学、国際関係論)。著書に「モンテスキューの政治理論」など。
内容紹介 近年、国家や国民の輪郭がぼやける一方で、民族の記憶を覚醒させようとナショナリズム言説が復活している。この逆説はなぜ生じたのか。領土や主権、アイデンティティを問い直す。

目次

序章 国家の危機をどうとらえるか
  はじめに
  1 国民国家の理念と実際
  2 グローバル化の中の国家
  3 ネイションのゆくえ
  4 本書の基本的視座
第Ⅰ部 国家の普遍性と特殊性
第一章 領土性の定着とその矛盾
  はじめに
  1 排他的な領土概念の成立
  2 領土主義の定着
  3 領土主義の非西洋への浸透
  4 領土主義の矛盾の拡大
  おわりに
第二章 近代合理性の象徴としての主権
  はじめに
  1 近代知による無秩序の克服
  2 主権論の背景をなす秩序解釈:動態的均衡観への転回
  おわりに
第三章 主権への挑戦
  はじめに
  1 主権に対する懐疑
  2 ナラティヴとしての主権へ
  3 個体主義からの脱却
  おわりに
第四章 安全保障概念の変革に向けて
  はじめに
  1 国家の安全保障とは何であったか
  2 補完概念としての人間の安全保障
  3 対抗概念としての人間の安全保障
  4 統合概念としての人間の安全保障
  おわりに
第Ⅱ部 先進国ナショナリズムの隘路
第五章 ナショナル・プライドの誕生
  はじめに
  1 誕生時期の設定
  2 大陸との訣別:テューダー朝による「信仰の国民化」
  3 王権とネイション:国王と議会の訣別
  おわりに
第六章 リベラル・ナショナリズムの陥穽
  はじめに
  1 フランス革命の影響とナショナリズムの保守化
  2 帝国と「選ばれたネイション」の使命:ルール・ブリタニア
  3 文明意識としてのヴィクトリアン・ナショナリズム
  4 ナショナル・プライドへの新しい視角
  おわりに
第七章 アメリカン・ナショナリズムの背理
  はじめに
  1 新保守主義者と帝国の意味変換
  2 九・一一の試練と帝国の使命
  3 増幅される恐怖
  4 恐怖からの覚醒と実用主義への復帰
  5 帝国批判にも潜む帝国的エートス
  おわりに
第八章 ナショナリズムと安全保障の相克
  はじめに
  1 はじめに占領ありき
  2 自主防衛という理想と戦争嫌いという現実
  3 番犬か、それともカウンターバランスか
  4 巻き込まれないように、見捨てられないように
  5 アメリカにとって「守り甲斐のある国家」であり続ける
  6 真の主体性の確立とは何か
  おわりに