中澤 高志/著 -- 日本経済評論社 -- 2014.2 -- 366.2

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料番号 資料区分 帯出区分 状態
一般 一般資料室 366.2/2014/ 00013735055 和書 帯出可 在庫 iLisvirtual
郷土 郷土情報室 K366.2/N46/ 00009918475 郷土和書 禁帯出 在庫 iLisvirtual
郷土 郷土書庫・職員へ K366.2/N46/ 00009918467 郷土和書 禁帯出 在庫 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 労働の経済地理学 ,
書名ヨミ ロウドウ ノ ケイザイ チリガク
叢書名 明治大学人文科学研究所叢書
著者 中澤 高志 /著  
著者名ヨミ ナカザワ,タカシ
出版者 日本経済評論社
出版年 2014.2
ページ数, 大きさ 10,317p, 22cm
NDC10版 366.2
NDC8版 366.2
KDC K366.2
一般件名 労働市場 , 経済地理
ISBN 978-4-8188-2316-7 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
著者紹介 1975年生まれ。横浜市出身。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。明治大学経営学部教授。専門は経済地理学、都市地理学。「職業キャリアの空間的軌跡」で第4回経済地理学会賞受賞。
内容紹介 労働は、いまや経済地理学の重要なカテゴリーである。「労働市場の媒介項」を鍵概念に、日本の労働市場の特徴を労働者の視座から描き出す、理論に裏打ちされた実証研究の書。
内容注記 内容:第4章 ジョブカフェによる若年不安定就労者支援の限界 3 大分県の労働市場における若年不安定就業者,4 若年不安定就労者としてのジョブカフェおおいた利用者,5 サプライ・サイドの労働市場政策の限界 p105~125. 第5章 子育て期の女性に対するNPO法人による在宅就業の推進 3 大分県の「在宅就業支援モデル事業」策定と「地域の実情」,4 NPO法人による在宅就業支援事業,5 アンケート調査に見る在宅就業の実情 p139~158.   

目次

第1章 「労働の地理学」と労働市場の媒介項
  1 「労働の地理学」とは何か
  2 「労働力の地理」から「労働の地理学」へ
  3 労働市場の社会的調整
  4 労働市場の媒介項
  5 本書の目的と分析視角
第2章 現代の労働市場をめぐる諸概念と「労働の地理学」
  1 本書における本章の位置づけ
  2 フレキシビリティ概念とそれに対する批判
  3 ワークフェアの席巻
  4 エンプロイアビリティ概念の再検討
第3章 地域労働市場における高卒者の職業経験と専門高校の役割
  1 新規学卒労働市場における専門高校卒業者
  2 対象者と対象地域
  3 専門高校への進学と就職
  4 専門高校における教育と職業経験
  5 おわりに
第4章 ジョブカフェによる若年不安定就労者支援の限界
  1 若年不安定就労者の焦点化
  2 労働市場政策としてのジョブカフェ事業の特徴
  3 大分県の労働市場における若年不安定就業者
  4 若年不安定就労者としてのジョブカフェおおいた利用者
  5 サプライ・サイドの労働市場政策の限界
第5章 子育て期の女性に対するNPO法人による在宅就業の推進
  1 ワーク・ライフ・バランス実現策としての在宅就業推進
  2 「労働の地理学」と女性労働・在宅就業
  3 大分県の「在宅就業支援モデル事業」策定と「地域の実情」
  4 NPO法人による在宅就業支援事業
  5 アンケート調査に見る在宅就業の実情
  6 おわりに
第6章 間接雇用の展開と金融危機に伴う雇用調整の顚末
  1 金融危機の勃発と雇用調整
  2 間接雇用への分析視角
  3 間接雇用労働力の増加とその地域的影響
  4 間接雇用労働力の増加による国東市・杵築市の変容
  5 雇用削減に対する自治体の対応とそれへの労働者の反応
  6 雇用不安とその顚末をめぐる空間スケールの重層性
第7章 自治体の緊急相談窓口利用者にみる間接雇用労働者の不安定性
  1 問題の所在
  2 対象地域と資料について
  3 相談者の属性と派遣・請負労働力の移動空間
  4 相談者の直面した困難とその背景要因
  5 間接雇用と労働者の主体性
  6 間接雇用労働市場に引き寄せられる労働者
第8章 日本人女性の現地採用労働市場の拡大とその背景
  1 「労働の地理学」と女性の国際移動の研究との接点
  2 海外在留邦人の動向とシンガポールの日本人女性
  3 現地採用日本人女性増加の背景
  4 労働者の視座からの知見の捉えなおし
第9章 スキル・エコシステムの概念とキャリア開発
  1 本書の知見に基づく課題抽出
  2 スキル・エコシステム概念の起源
  3 スキル・エコシステム概念の拡張
  4 プロジェクトとしてのスキル・エコシステム
  5 キャリア・ラダーとその隘路
  6 経済地理学者のなしうる貢献