幡鎌 一弘/著 -- 法藏館 -- 2014.12 -- 210.5

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料番号 資料区分 帯出区分 状態
一般 一般資料室 210.5/2014/ 00014054092 和書 帯出可 在庫 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 寺社史料と近世社会 ,
書名ヨミ ジシャ シリョウ ト キンセイ シャカイ
著者 幡鎌 一弘 /著  
著者名ヨミ ハタカマ,カズヒロ
出版者 法藏館
出版年 2014.12
ページ数, 大きさ 11,428,10p, 22cm
NDC10版 210.5
NDC8版 210.5
一般件名 日本-歴史-近世 , 古文書 , 寺院-奈良県 , 春日大社
ISBN 978-4-8318-6227-3 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks
内容紹介 中世宗教世界は、近世に至って、どのような変容を遂げたのか? 幕藩体制論・地域史・身分論の視点に加え、宗教教団の近世的変質・発達について論考した奈良の近世史。

目次

序章
  一 戦国期から近世にかけての宗教史研究
  二 世俗化論の可能性
  三 史料論の射程
  四 本書の構成と概要
第一部 中近世移行期における寺社の世俗化
第一章 近世寺院の脱呪術化と官僚主義について
  はじめに
  一 近世前期の「学侶引付」の分析
  二 行政機関としての唐院会合(寺務寄合)
  三 戦国期の学侶集会
  四 官僚主義的寺院運営の展開
  おわりに
第二章 寺元からみる近世寺僧の「家」と身分
  はじめに
  一 戦国期の身分認定と家産化の動向
  二 寺僧の「家」と身分の近世化
  おわりに
第三章 中近世移行期における寺院と墓
  はじめに
  一 奈良における観音堂・西方寺
  二 中山墓と長岳寺・柳本墓
  おわりに
第四章 中近世移行期の春日若宮祭礼と供物負担
  はじめに
  一 史料価値について
  二 送状の並び替え
  三 内容の検討
  おわりに
第五章 春日若宮祭礼流鏑馬奉仕からみる祭礼と権力
  はじめに
  一 豊臣政権と春日若宮祭礼
  二 近世願主人の性格
  三 村の中の願主人
  四 儀礼の担い手の専業化と儀礼の普遍化
  おわりに
補論 春日若宮祭礼の祭礼日と頭役制の変遷
  はじめに
  一 祭礼日の変化
  二 負担方法の変化
  おわりに
第二部 寺社史料の整理と享受
第一章 十六世紀における「興福寺衆中引付」の整理と検討
  はじめに
  一 「興福寺衆中引付」の所在と特徴
  二 集会の開催状況と組織
  おわりに
第二章 「多聞院日記」の特質とその享受の歴史
  一 史料としての「多聞院日記」
  二 多聞院英俊の属性
  三 「妙喜院宗英日記」・「尋憲記」と『多聞院日記』
  おわりに
第三章 「二条家旧記目録」からみる二条家史料
  はじめに
  一 「二条家旧記目録」と二条憲乗
  二 「二条家旧記目録」の分析から
  おわりに
第四章 藤村惇叙著「春日大宮若宮御祭礼図」の書誌とその周辺
  はじめに
  一 作者・藤村惇叙(平七)
  二 「春日大宮若宮御祭礼図」の書誌
  三 藤村惇叙の活動
  おわりに
第五章 近世春日社における歴史のナラティブ
  はじめに
  一 保延三年創始説の検討
  二 忠通創始説の検討
  おわりに
終章 権門寺社の歴史と奈良町の歴史との間
  はじめに
  一 藩の史料収集と奈良
  二 奈良における地誌編纂の嚆矢
  三 村井古道「奈良坊目拙解」の誕生
  おわりに