黒田 日出男/著 -- 校倉書房 -- 2015.2 -- 210.47

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一般 一般資料室 210.4/2015/ 00014069744 和書 帯出可 在庫 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 『甲陽軍鑑』の史料論 ,
書名ヨミ コウヨウ グンカン ノ シリョウロン
副書名 武田信玄の国家構想
著者 黒田 日出男 /著  
著者名ヨミ クロダ,ヒデオ
出版者 校倉書房
出版年 2015.2
ページ数, 大きさ 401p, 22cm
NDC10版 210.47
NDC8版 210.47
一般件名 日本-歴史-室町時代 , 甲陽軍鑑
ISBN 978-4-7517-4590-8 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
内容紹介 「甲陽軍鑑」に見られる豊富な時間・時刻の記述に着目した戦国合戦の時間論、「甲陽軍鑑」から見えてくる戦国の外交と使者の姿など、史料としての「甲陽軍鑑」を蘇らせ、戦国史研究を豊かにすることを目指した試論を収録する。

目次

序 『甲陽軍鑑』のアポリア
第一章 『甲陽軍鑑』の研究史
  一 『甲陽軍鑑』研究とその画期
  二 田中義成「甲陽軍鑑考」とその批判-第Ⅰ期の近代史学とその史料論
  三 定説の墨守と批判-第Ⅱ期・第Ⅲ期の動向
  四 国語学者酒井憲二の業績とその位置付け
  五 酒井仮説をめぐる検討・検証
第二章 桶狭間の戦いと『甲陽軍鑑』
  一 「桶狭間の戦い」の研究史
  二 『信長公記』と『甫庵信長記』の史料解釈
  三 『甲陽軍鑑』が物語る「桶狭間の戦い」
  四 徳川家康の語った「桶狭間の戦い」
第三章 戦国合戦の時間論
  一 時間論の前提
  二 合戦の開始と終了の時刻
  三 戦争の「夜」と「朝」そして「日中」
第四章 『甲陽軍鑑』の古文書学
  一 『甲陽軍鑑』所引文書の多くは偽文書なのか
  二 著述史料『甲陽軍鑑』引用文書の史料批判
  三 『甲陽軍鑑』所引感状群と願文群の分析・読解
第五章 戦国の使者と外交
  一 『甲陽軍鑑』の史料的性格-オーラル性
  二 戦国外交をめぐる研究史
  三 「武略」と「計策」、そして信玄の使者たち
第六章 武田信玄の国家構想と新鎌倉
  一 『甲陽軍鑑』の構成と「末書」
  二 「末書」下巻之下の信玄の国家構想
  三 信玄の情報収集と「絵図」
  四 「ほしのや」に新鎌倉、都の「あきの山」に城を
  五 信玄の「かく(膈)」発病と「小田原攻め」以後
  六 「十二日」は信玄の発病・死去・三周忌の日
結 『甲陽軍鑑』論の未来へ