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海の「京都」
貸出可
高橋 康夫/著 -- 京都大学学術出版会 -- 2015.7 -- 216.204
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所蔵館
所蔵場所
請求記号
資料番号
資料区分
帯出区分
状態
一般
一般資料室
216.2/2015/
00014020978
和書
帯出可
在庫
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資料詳細
タイトル
海の「京都」 ,
書名ヨミ
ウミ ノ キョウト
副書名
日本琉球都市史研究
著者
高橋 康夫
/著
著者名ヨミ
タカハシ,ヤスオ
出版者
京都大学学術出版会
出版年
2015.7
ページ数, 大きさ
10,1150p, 23cm
NDC10版
216.204
NDC8版
216.2
一般件名
京都市-歴史
,
那覇市-歴史
ISBN
978-4-87698-876-1
著者紹介
1946年生まれ。京都大学大学院工学研究科建築学専攻修士課程修了。同大学名誉教授。花園大学教授。工学博士。日本建築学会賞、建築史学会賞受賞。著書に「京都中世都市史研究」など。
内容紹介
東アジア中世の代表的な首都でありながら、都市壁を持たないなど、大陸の都市と大きく異なる京都と首里。その空間構造を読み解き、日本中世の都市像と形成史に迫り、東アジア中世都市の普遍性と多様性を明らかにする。
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目次
序章
一、本書の概要
二、東アジア中世の「京都」
三、日本の中世都市像
<コラム1>道は「公界」
<コラム2>京都の空間構造
第一部 海の「京都」の空間構造
第一部はじめに
Ⅰ 京都
第一章 中世の巨大都市・京都-空間構造と社会
一、室町期京都の特色
二、室町期京都の空間形成
三、都市空間の形態と構造
<コラム3>寄合と雑談の建築
第二章 日本中世の「王都」
一、「京都」へ
二、「王都」の成立
三、「王都」の展開
四、武家の「王都」
<コラム4>平泉
第三章 足利義満の「王都」-大規模開発と地域空間形成
一、内裏と仙洞
二、室町殿
三、相国寺
第四章 中世「王都」の解体-上京の地域形成
一、将軍御所と地域空間形成
二、上杉本洛中洛外図屛風にみる室町殿と細川殿
三、細川殿と上京の地域空間形成
第五章 織田信長と京の城-近世都市・京都へ
一、義輝の城-都市支配の城の出現
二、天下人信長と「武家の城」
三、「武家の城」の歴史的意義
第六章 豊臣秀吉の「王都」
一、秀吉の政権構想と「首都」
二、京都<首都城下町>の大造営
第七章 京・まちづくり史
一、京都人の誕生と「住みこなし型まちづくり」-平安時代~室町時代
二、まちづくりの担い手・町衆の誕生と「計画型まちづくり」-戦国時代
三、町人と「町(ちょう)」の「計画型まちづくり」-安土桃山時代・江戸時代
<コラム5>四条綾小路-祇園祭と町・町家
小論1 京の通り名
一、京の通り名の歌
二、通り名の歌は何を物語っているか
三、「通り」はいつ生まれたのか
四、町小路から新町通りへ
第八章 生業と地域空間形成
一、表長屋の同業者店舗
二、中世前期の市と町
三、町座とその施設
四、立売の展開
<コラム6>京都・六角町-「まち」から「ちょう」へ
<コラム7>扇の座-製作と商いの場
<コラム8>茶屋-町衆文化の一断面
小結
一、義満と秀吉の「王都」
二、武家政権の「首都」
Ⅱ 首里・那覇
第九章 「王都」首里の大規模都市開発
一、琉球王国の成立と王都の荘厳
二、禅宗寺院の状況-鐘銘を素材として
三、禅宗寺院と国家・王権
第一〇章 「浮島」那覇の造営と地域形成
一、浮島はげらえて-造成された「那覇」
二、「那覇」の造営と首里王権
三、十五世紀那覇島の諸相
第一一章 那覇の三つの天妃宮-成立と展開、立地をめぐって
一、久米村と上天妃宮
二、天妃宮の外交機能
三、天妃宮の所在地
四、天妃宮の創建
五、天妃宮の変遷
第一二章 波上権現護国寺の再興
一、近世の波上権現・護国寺-問題の所在
二、波上権現の再興
三、護国寺の再興
付論 補陀落渡海僧日秀上人と琉球-史書が創った日秀伝説
一、近世琉球と日秀
二、金峰山三所大権現の創建-日秀の漂着地とその時期
三、波上権現の再興と日秀
四、日秀と那覇・首里・浦添における事蹟
小結
一、首里・那覇の並列性・二重性
二、首里・那覇の社会・文化・空間の構造(双対性)
第一部おわりに
第二部 海の「京都」と自然
第二部はじめに
Ⅰ 京都
第一章 京都と山並み
一、古代日本の山・山並み
二、都城と山・山並み
三、平安京と山・山並み
四、都市生活の発展と自然-五山の送り火を素材として
第二章 京都と名所の形成
一、平安京と名所
二、「花の都」
三、「面白の花の都」
四、都市と名所をみる視点
第三章 「市中の山居」と京町家の庭
一、京町家の庭
二、前栽や坪庭はどのように成立したのか
三、「市中の山居」と「下京茶湯」
四、「市中の山居」の意味
第四章 京都-中世日本の環境都市
一、資源としての町家
二、洛中と洛外の共生-路上の公衆便所をめぐって
第五章 慶長大地震と京都・伏見
一、慶長大地震と京都
二、慶長大地震と伏見・伏見城
第六章 平安京・京都と危機
一、古都京都と災害
二、「水の都」平安京・京都
三、内乱と天変地異と京都の危機
Ⅱ 首里・那覇
第七章 古琉球の禅宗寺院とその境致
一、那覇の禅院の<境致>-「中山八景」
二、円覚寺と「円覚寺八景」
第八章 首里・那覇とその八景
一、八景の伝来と受容
二、那覇の八景-都市八景の創出
三、首里の八景-都市八景の定着
四、八景の持続と展開
第九章 東苑とその八景
一、創建期の東苑
二、能仁堂-仏堂から書院へ
三、東苑八景の成立
第一〇章 同楽苑とその八景
一、問題の所在
二、蔡文溥による同楽苑の詩文
三、同楽苑とその八景の特色-結びにかえて
第一一章 首里・那覇の風景-胡靖『琉球記』から
一、胡靖撰『琉球記』(『杜天使冊封琉球眞記奇観』)
二、琉球図の変遷-琉球過海図から使琉球図へ
三、描かれた首里・那覇-絵画史料としての胡靖「琉球図」
第二部おわりに
第三部 居住環境の中世史
プロローグ-集落・都市のはじまり
第一章 中世的都市空間の創出
一、平安京から京都へ
二、平城京から奈良へ
三、東国の「都」
四、都市住居の成立
第二章 荘園領主の都市・京都
一、京都の都市的発達
二、荘園領主の邸宅
三、住空間の分化と発展
第三章 地方の都市と農村
一、武家の首都・鎌倉
二、国衙・守護所
三、地方武士の住居
四、津・宿・市・町
五、農村と住居
第四章 巨大都市・京都
一、南北朝・室町期の都市発展
二、喫茶の空間の展開-都市文化の発展
三、会所とその発展-書院造の形成へ
四、十境-環境造形の思想
第五章 首都圏とその文化の形成
一、三都の発展
二、住空間構成の変質
三、草庵の伝統と茶屋の文化
第六章 近世都市の胎動
一、畿内近国の村と町
二、地方都市の展開
三、織豊政権と近世都市化
小論2 将軍御所の壇所-雑談の場として
一、武家護持僧と壇所
二、義教と月次壇所
三、将軍御所と壇所
小論3 聚楽第と「唐獅子図屛風」
一、聚楽第の大造営と後陽成天皇行幸
二、聚楽第の大広間
三、狩野永徳の「唐獅子図屛風」
四、「唐獅子図」を飾る御殿
結章 都市史研究とまちづくり
一、「まちづくり史」とは
二、京都らしい都市景観とその継承
三、京都・岡崎の文化的景観-京都のなかの岡崎
四、京都・祇園祭山鉾町の文化的景観-京町家とまちづくり
五、都市・建築史学と文化的景観
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