北岡 伸一/著 -- 東京大学出版会 -- 2015.7 -- 319.1053

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一般 一般資料室 319.1/2015/ 00014027445 和書 帯出可 在庫 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 門戸開放政策と日本 ,
書名ヨミ モンコ カイホウ セイサク ト ニホン
著者 北岡 伸一 /著  
著者名ヨミ キタオカ,シンイチ
出版者 東京大学出版会
出版年 2015.7
ページ数, 大きさ 11,472,10p, 22cm
NDC10版 319.1053
NDC8版 319.1053
一般件名 日本-対外関係-アメリカ合衆国-歴史
ISBN 978-4-13-030155-8 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
著者紹介 1948年奈良県生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。法学博士。国際大学学長、政策研究大学院大学特別教授、東京大学名誉教授。紫綬褒章受章。
内容紹介 アメリカの東アジア政策、とくに中国政策の根底を貫く門戸開放政策を中心に、19世紀末から1930年代、さらに戦後に至る日米関係を、様々な角度から考察。東アジアを舞台とした日米両国の外交の特質と変容に迫る。

目次

序章 門戸開放政策と日米関係
  はじめに
  一 門戸開放宣言の発出と変容
  二 ウッドロウ・ウィルソンと世界大戦
  三 ワシントン体制と門戸開放
  四 門戸開放から東亜新秩序へ
  おわりに
第Ⅰ部 アメリカン・デモクラシーとキャリア外交官
第一章 国務省極東部の成立
  はじめに
  一 ハンティントン・ウィルソンと日本
  二 国務省改革とドル外交の着手
  三 ドル外交の展開
  四 ドル外交の転換
  おわりに
第二章 二十一カ条再考
  はじめに
  一 問題と仮説
  二 二十一カ条イメージの形成
  三 日米外交の相互作用
  おわりに
第三章 ワシントン体制の崩壊とマクマリ・メモランダム
  はじめに
  一 マクマリの経歴
  二 ワシントン会議の成果
  三 ワシントン体制の崩壊
  四 マクマリ外交の特質
  おわりに
第Ⅱ部 日米外交の交錯
第四章 明治中期の海洋国家思想
  はじめに
  一 外交大国アメリカの発見
  二 中国分割の進展と日米関係
  三 海洋国家論の提唱
  おわりに
第五章 海洋国家の戦略思想
  はじめに
  一 幕末維新期における海軍力の意味
  二 明治中期における海洋国家論と海軍拡張論
  三 日露戦争後における陸海対立
  四 戦間期における貿易国家論
  五 昭和の戦争と吉田茂
  おわりに
第六章 日米外交の非対称性
  はじめに
  一 満蒙権益の追求
  二 門戸開放の追求
  おわりに
第Ⅲ部 門戸開放と日本の知識人
第七章 吉野作造の国際政治思想
  はじめに
  一 日露戦争
  二 日米関係
  三 世界大戦の勃発
  四 総力戦の行方
  五 大戦外交の諸問題
  六 アメリカの参戦とロシア革命
  七 講和への道
  おわりに
第八章 新渡戸稲造における帝国主義と国際主義
  はじめに
  一 生い立ちと農学
  二 台湾と拓殖
  三 植民政策と植民地政策
  四 学者から教育者へ
  五 国際主義とその限界
  おわりに
第九章 清沢洌におけるリベラリズムとナショナリズム
  はじめに
  一 対日批判の中で
  二 ナチズムをめぐって
  三 大使館の内側
  おわりに
第Ⅳ部 戦前から戦後へ
第十章 吉田茂における戦前と戦後
  はじめに
  一 霞が関外交の中の吉田茂
  二 満蒙権益と国際協調
  三 外貨導入と経済提携
  四 反共外交の構造
  おわりに
第十一章 岸信介
  はじめに
  一 生い立ち
  二 農商務省から政治家へ
  三 保守合同への道
  四 日本の独立回復と経済復興
  五 日米協調路線の推進
  おわりに
第十二章 賠償問題の政治力学
  はじめに
  一 賠償問題の出発
  二 吉田内閣と賠償問題
  三 鳩山内閣・岸内閣と賠償問題
  おわりに
終章 太平洋戦争における「目的」と「争点」
  はじめに
  一 戦争の争点
  二 争点としての脱植民地化
  三 日米間の争点
  四 戦争の目的
  おわりに