服部 健二/著 -- こぶし書房 -- 2016.2 -- 134.9

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一般 一般資料室 134.9/2016/ 00014138853 和書 帯出可 在庫 iLisvirtual

資料詳細

タイトル レーヴィットから京都学派とその「左派」の人間学へ ,
書名ヨミ レーヴィット カラ キョウト ガクハ ト ソノ サハ ノ ニンゲンガク エ
副書名 交渉的人間観の系譜
著者 服部 健二 /著  
著者名ヨミ ハットリ,ケンジ
出版者 こぶし書房
出版年 2016.2
ページ数, 大きさ 360,22p, 20cm
NDC10版 134.9
NDC8版 134.9
一般件名 日本思想-歴史
ISBN 978-4-87559-313-3 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
著者紹介 1946年生まれ。立命館大学大学院文学研究科西洋哲学専攻博士課程単位取得退学。同大学名誉教授。著書に「四人のカールとフォイエルバッハ」「西田哲学と左派の人たち」など。
内容紹介 死すべき有限な存在者としての人間。寄る辺なき生を営みながら、生の意味と価値をどのように構築するのか。レーヴィットを軸に人間学の大河をたどる。「四人のカールとフォイエルバッハ」につづく著作。

目次

第一章 交渉的存在としての人間観の系譜
  はじめに
  一 レーヴィットから田邊元へ
  二 レーヴィットから三木清へ
  三 三木清から戸坂潤へ
  四 レーヴィットから和辻哲郎へ
第二章 日本文化論の陥穽
  一 <生む・作る・成る>の論理-高山岩男の人間学
  二 高山の社会理論における家族共同体の役割
  三 高山における労働の弁証法と国家の論理
  四 高山における超越者の問題
  五 高山における民族国家論
  六 <生む、作る、成る>の論理-利根川東洋、丸山真男、三木清の場合
  七 類型的人間学の方法論批判に向けて
第三章 三木清の人間学について
  はじめに
  一 自覚的存在としての人間存在-行為的自覚から社会的自覚をへて歴史的自覚へ
  二 『哲学的人間学』の挫折の理由
  三 二重の超越
  四 「間柄」をめぐる和辻批判と三木のヒューマニズム
第四章 三木清の歴史的生
  一 「帝国」対「個性者」
  二 歴史哲学をめぐって
  三 ヒューマニズムと啓蒙
  四 高山岩男と三木清の技術論
  五 ハイデッガーと三木-「公共性」と「公共圏」
  六 アガトンとしてのテクネー
  七 昭和研究会の東亜協同体論をめぐって
第五章 梯明秀の自然史の思想
  一 三木清『哲学的人間学』の自然概念
  二 「我が兄、我が師三木清」-タルド社会学の解釈学的人間学的研究へ
  三 『物質の哲学的概念』初版を三木批判として読む
  四 歴史的自然と歴史的自覚
第六章 舩山信一の人間学的唯物論
  一 三木哲学の批判的継承
  二 哲学体系と人間学-戦後の舩山の三木哲学批判
  三 フォイエルバッハ的人間学と舩山の人間学的唯物論
  四 交渉的存在としての人間
  五 感受する存在としての身体的自我-ハーマンとフォイエルバッハ