原 伸子/著 -- 有斐閣 -- 2016.2 -- 367.1

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一般 一般資料室 367.2/2016/ 00014101109 和書 帯出可 在庫 iLisvirtual

資料詳細

タイトル ジェンダーの政治経済学 ,
書名ヨミ ジェンダー ノ セイジ ケイザイガク
副書名 福祉国家・市場・家族
著者 原 伸子 /著  
著者名ヨミ ハラ,ノブコ
出版者 有斐閣
出版年 2016.2
ページ数, 大きさ 7,284p, 22cm
NDC10版 367.1
NDC8版 367.2
一般件名 性差 , 経済社会学
ISBN 978-4-641-17401-6 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
著者紹介 九州大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。法政大学経済学部教授。大原社会問題研究所所長(2012〜15年度)。共編著に「市場とジェンダー」など。
内容紹介 ベッカー「新家庭経済学」における女性労働の分析と、その後のフェミニスト経済学の発展を丁寧に追い、さらに社会的ケアの理論的分析、福祉国家におけるワーク・ライフ・バランスや家族政策等ジェンダー政策の精査を行う。

目次

序章 福祉国家・市場・家族のジェンダー分析
  1 問題意識と課題
  2 福祉国家の変容とケア
  3 ジェンダー主流化とジェンダー平等
  4 本書の構成
第Ⅰ部 「家族の経済学」とジェンダー
第1章 「新家庭経済学」における家族
  1 「家政学(Home Economics)」と「新家庭経済学(New Household Economics)」
  2 「新家庭経済学」における家族
  3 「フェミニスト新古典派経済学」における家族
  4 「フェミニスト新古典派経済学」と新制度学派
第2章 フェミニスト経済学の成立
  1 フェミニスト経済学の方法
  2 無償労働からケアへ
  3 ケア・エコノミーの「発見」
  4 ケアの分析の理論的・実践的意味
第3章 フェミニスト経済学における家族分析
  1 家族理論の再検討
  2 フォルブレの家族組織分析
  3 ハンフリーズとルベリの家族分析
第3章・補論 産業革命期イギリスにおける家族と児童労働
  1 課題と方法
  2 内容と論点
第Ⅱ部 社会的再生産とケア
第4章 家族政策の主流化と経済的シチズンシップ
  1 新たな「社会的リスク」と家族政策の主流化
  2 福祉の契約主義とシチズンシップ
  3 経済的シチズンシップとジェンダー平等
  4 「ワーク・ライフ・バランス」とシチズンシップ
第5章 労働のフレキシビリティとケア
  1 福祉国家・ジェンダー・子ども
  2 ワークフェアと社会的投資
  3 労働のフレキシビリティとケアの不足・子どもの貧困
  4 おわりに
第6章 社会的ケアとケアレジーム
  1 福祉国家類型論とジェンダー平等
  2 エスピン-アンデルセンの福祉国家類型の方法
  3 ケアレジーム論
  4 「時間政策」の視点
  5 福祉国家動態論へ
第7章 ドイツにおける家族政策の「転換」と企業の対応
  1 社会国家ドイツにおけるジレンマと家族政策の「転換」
  2 「人口学上のパラドックス」
  3 『企業としての家族』における家族の位置づけ
第Ⅲ部 福祉国家の変容と家族政策の主流化
第8章 新たな福祉政治の登場
  1 福祉国家の変容とジェンダー平等
  2 「第三の道」の理論と政策
  3 社会的包摂論と社会的投資アプローチ
  4 「第三の道」とジェンダー平等
第9章 日本におけるワーク・ライフ・バランス政策
  1 ワーク・ライフ・バランス政策とジェンダー平等
  2 ワーク・ライフ・バランス政策をめぐる議論
  3 女性の「選好」と少子化対策
  4 ワーク・ライフ・バランスの論理
第10章 ワーク・ライフ・バランスの射程
  1 福祉国家の変容とワーク・ライフ・バランス政策
  2 「労働規律」の形成による仕事と生活の分離
  3 EUにおけるジェンダー平等とワーク・ライフ・バランス
  4 時間政策の視点