根無 一信/著 -- 慶應義塾大学出版会 -- 2017.8 -- 134.1

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一般 一般資料室 134.1/2017/ 00014425409 和書 帯出可 在庫 iLisvirtual

資料詳細

タイトル ライプニッツの創世記 ,
書名ヨミ ライプニッツ ノ ソウセイキ
副書名 自発と依存の形而上学
著者 根無 一信 /著  
著者名ヨミ ネム,カズノブ
出版者 慶應義塾大学出版会
出版年 2017.8
ページ数, 大きさ 305,19p, 22cm
NDC10版 134.1
NDC8版 134.1
ISBN 978-4-7664-2455-3 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
著者紹介 1979年生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(人間・環境学)。名古屋外国語大学、関西国際大学等の非常勤講師。日本哲学会若手研究者奨励賞受賞。
内容紹介 ライプニッツ研究において、これまで「矛盾」とみなされてきた、被造物の「自発性」と「依存性」。この両概念の並存可能性を立証するとともに、予定調和の世界でも人間は自由であることを示す。

目次

序章 真理は中間的である
  一 無人島の少年は自分の力で生きているか
  二 「自発性」と「依存性」の問題
  三 さまざまな解釈とそれらの問題点
  四 外交官ライプニッツと中間者ライプニッツ
  五 「中間のモットー」に従う
第一章 介入せずに介入する神
  一 ライプニッツの神
  二 「介入」をめぐるクラークとの論争
  三 神の働きの連続性
  四 妨げを取り除く神
  五 神の協働
第二章 創世する被造物
  一 「Divinité」の概念
  二 神の世界創造と被造物
  三 『モナドロジー』第四七節のDivinité
  四 Divinitéが用いられる一定の条件
  五 Divinitéとは何か
  六 両立する被造性と実体性
第三章 来って現れる本質
  一 創世しつづける被造物
  二 被造物の自発性1
  三 被造物の自発性2
  四 「完全性」における自発性と依存性の相即
  五 「二重依存」の構造
  六 「完全性」の起源
第四章 賢者は常に最善を選ぶ
  一 「実践を伴う理論」のモットー
  二 自由をめぐる問題
  三 絶対的必然性
  四 均衡的無差別の自由
  五 最善選択の自由
  六 道徳的必然性
第五章 星々は傾かせる
  一 道徳的必然性再考
  二 傾かせるが強いない
  三 「傾かせるが強いない」の内実1
  四 「傾かせるが強いない」の内実2
  五 人間の自由
  六 人間の義務
第六章 神に栄光あれ
  一 何にとっての「最善」?
  二 ライプニッツの暗黙の前提
  三 被造物の区別
  四 三種類の善悪
  五 自然界における善優位の根拠
  六 神の根源的意志
  七 神の栄光
結語 はじまりのDivinité