橋爪 隆/著 -- 有斐閣 -- 2020.3 -- 326.1

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料番号 資料区分 帯出区分 状態
一般 一般資料室 326.1/2020/ 00013909429 和書 帯出可 貸出中 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 刑法総論の悩みどころ ,
書名ヨミ ケイホウ ソウロン ノ ナヤミドコロ
並列タイトル Key Points of Criminal Law:General Part
叢書名 法学教室LIBRARY
著者 橋爪 隆 /著  
著者名ヨミ ハシズメ,タカシ
出版者 有斐閣
出版年 2020.3
ページ数, 大きさ 19,470p, 22cm
NDC10版 326.1
NDC8版 326.1
一般件名 刑法
ISBN 978-4-641-13940-4 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
著者紹介 1970年愛知県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学大学院法学政治学研究科教授。著書に「正当防衛論の基礎」など。
内容紹介 刑法総論の理解が難しい解釈上の論点=悩みどころについて、判例・学説の状況を平易に説明し、どのような思考過程・根拠から一定の結論を導き出そうとしているのかを具体的に示す。『法学教室』連載を加筆修正。

目次

第1章 危険の現実化としての因果関係
  Ⅰ.はじめに
  Ⅱ.伝統的な相当因果関係説の判断構造
  Ⅲ.相当因果関係の危機/危険の現実化
  Ⅳ.実行行為の危険性の判断
  Ⅴ.介在行為の評価
  Ⅵ.直接的な危険実現
  Ⅶ.行為者の行為の介入
第2章 実行行為の意義について
  Ⅰ.はじめに
  Ⅱ.実行行為概念の理解
  Ⅲ.間接正犯の成立範囲
第3章 不作為犯の成立要件について
  Ⅰ.はじめに
  Ⅱ.不真正不作為犯の成立要件
  Ⅲ.作為義務の発生根拠
  Ⅳ.判例の検討
第4章 正当防衛状況の判断について
  Ⅰ.はじめに
  Ⅱ.「喧嘩と正当防衛」をめぐる判例理論
  Ⅲ.学説の対応
  Ⅳ.自招侵害
  Ⅴ.行為全般の状況に基づく急迫性の判断
第5章 過剰防衛の成否について
  Ⅰ.はじめに
  Ⅱ.判例とその理解
  Ⅲ.過剰防衛の刑の減免の根拠
  Ⅳ.量的過剰の一体性
  Ⅴ.質的過剰の一体性
第6章 誤想過剰防衛をめぐる問題
  Ⅰ.はじめに
  Ⅱ.誤想過剰防衛の基本的な理解
  Ⅲ.具体的事例の分析
  Ⅳ.防衛行為と第三者
第7章 事実の錯誤について
  Ⅰ.はじめに
  Ⅱ.具体的事実の錯誤
  Ⅲ.抽象的事実の錯誤
  Ⅳ.実質的符合の限界について
第8章 遅すぎた構成要件実現・早すぎた構成要件実現
  Ⅰ.はじめに
  Ⅱ.因果関係の錯誤
  Ⅲ.遅すぎた構成要件実現
  Ⅳ.早すぎた構成要件実現
第9章 過失犯の構造について
  Ⅰ.はじめに
  Ⅱ.過失構造論をめぐる対立
  Ⅲ.結果回避義務の判断
  Ⅳ.予見可能性の判断
第10章 過失犯における結果回避義務の判断について
  Ⅰ.はじめに
  Ⅱ.埼玉医科大病院事件
  Ⅲ.明石歩道橋事故事件
  Ⅳ.まとめにかえて
第11章 「原因において自由な行為」について
  Ⅰ.はじめに
  Ⅱ.問題の所在
  Ⅲ.構成要件モデルの検討
  Ⅳ.責任モデルの検討
  Ⅴ.判例の検討
  Ⅵ.実行の着手後の責任能力の喪失・減弱
第12章 実行の着手について
  Ⅰ.はじめに
  Ⅱ.「実行の着手」をめぐる基本的理解
  Ⅲ.行為者の犯行計画と危険性判断
  Ⅳ.間接正犯・離隔犯の実行の着手
  Ⅴ.密接行為としての未遂行為
  Ⅵ.最近の判例の動向
第13章 共同正犯の構造(1)-共犯としての共同正犯
  Ⅰ.はじめに
  Ⅱ.共同正犯の基本的な理解
  Ⅲ.共謀という概念について
  Ⅳ.共謀の射程をめぐって
  Ⅴ.おわりに
第14章 共同正犯の構造(2)-正犯としての共同正犯
  Ⅰ.はじめに
  Ⅱ.実行行為の分担の要否
  Ⅲ.共同正犯の正犯性
  Ⅳ.判例における共謀の意義
第15章 共犯関係の解消について
  Ⅰ.はじめに
  Ⅱ.因果性遮断説の基本的な理解
  Ⅲ.判例の理解
  Ⅳ.解消の限界について
第16章 承継的共犯について
  Ⅰ.はじめに
  Ⅱ.従来の議論の概観
  Ⅲ.平成24年決定の意義について
  Ⅳ.若干の検討
  Ⅴ.だまされたふり作戦と詐欺未遂罪の承継的共同正犯
第17章 共同正犯と正当防衛・過剰防衛
  Ⅰ.はじめに
  Ⅱ.平成4年決定の分析
  Ⅲ.共謀共同正犯における正当防衛の判断
  Ⅳ.実行共同正犯における正当防衛判断
  Ⅴ.共同正犯間における認識の不一致
第18章 不作為と共犯をめぐる問題
  Ⅰ.はじめに
  Ⅱ.作為の共犯と不作為の共犯の限界
  Ⅲ.不作為による共犯
  Ⅳ.不作為の共同正犯
  Ⅴ.不作為犯に対する作為による共犯
第19章 包括一罪の意義について
  Ⅰ.はじめに
  Ⅱ.包括一罪の基本的な理解
  Ⅲ.平成22年判例の意義について
  Ⅳ.平成26年判例の意義について