萩谷 昌己/編 -- 近代科学社 -- 2023.2 -- 007.1

所蔵

所蔵は 1 件です。現在の予約件数は 1 件です。

所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料番号 資料区分 帯出区分 状態
一般 一般資料室 007.1/2023/7 00014913602 和書 帯出可 予約処理中 iLisvirtual

資料詳細

タイトル ナチュラルコンピューティング・シリーズ 第7巻,
書名ヨミ ナチュラル コンピューティング シリーズ
各巻書名 自然計算の基礎
著者 萩谷 昌己 /編, 横森 貴 /編  
著者名ヨミ ハギヤ,マサミ , ヨコモリ,タカシ
出版者 近代科学社
出版年 2023.2
ページ数, 大きさ 17,298p, 22cm
NDC10版 007.1
一般件名 情報理論 , 科学-データ処理
ISBN 978-4-7649-0656-3 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks
内容紹介 自然現象に触発された情報処理的なメカニズムから、新しいアルゴリズムを開発するナチュラルコンピューティング。7は、「触覚に関わる計算」を通して、自然計算の基礎概念や、科学史、科学哲学から見た計算について解説する。

目次

第1章 はじめに
  1.1 自然が計算を行う?
  1.2 計算の起源
第2章 自然計算学~自然をアルゴリズムとして理解する
  2.1 自然計算学としての人工生命
  2.2 ライプニッツとニュートン,自然計算学と物理学
  2.3 アルゴリズム~「アタマの中の思考」を取り出す
  2.4 「アルゴリズムによる科学」とその展開
第3章 “人工計算”
  3.1 数の計算
  3.2 論理計算器
  3.3 チューリング宇宙の開闢~計算機科学の勃興
第4章 アルゴリズムの表記法~カテゴリー論(category・圏論)
  4.1 カテゴリー論の概要
  4.2 基本要素~「対象」と「射」
  4.3 射の合成
  4.4 ファンクター(関手)
  4.5 同型射~射が等しいとは?
第5章 計算
  5.1 計算
  5.2 検証と決定問題
  5.3 自然計算
  5.4 カテゴリー論による記述
第6章 自然計算~南方熊楠の科学論・方法
  6.1 なぜ,南方熊楠なのか?
  6.2 南方熊楠
  6.3 「名」と「印」
  6.4 熊楠科学論のカテゴリー論による解釈
  6.5 「南方熊楠の科学論」~集合論としての解釈
第7章 マルチ集合書き換え系~Abstract Rewriting System on Multisets,ARMS
  7.1 マルチ集合
  7.2 書き換え系
  7.3 マルチ集合書き換え系ARMS
  7.4 ARMSの離散力学系
第8章 ルールダイナミクス(ルール力学系)のアルゴリズム
  8.1 CARMS-反応速度論に基づく確率的アルゴリズム
  8.2 離散系から連続系への変換
  8.3 反応速度論に基づく確率CARMS
  8.4 確率CARMSから微分方程式の導出
  8.5 決定的ARMS
  8.6 確率的DARMS(Stochastic DARMS)
  8.7 ARMSを用いたセルラーオートマトン
  8.8 格子ボルツマン法(Lattice Boltzman Method,LBM)
  8.9 熊楠科学論のモデルとしての抽象化学系
第9章 ARMSによるモデル化
  9.1 ARMS言語入門
  9.2 ランダム化学系と円環構造
  9.3 Belousov-Zhabotinskii反応のシミュレーション
  9.4 DARMSを用いたBZ反応のシミュレーション
  9.5 反応規則の“使用頻度”による力学系の特徴づけ
  9.6 DARMSのセルラーオートマトンを用いたBZ反応のシミュレーション
  9.7 生命の起源
  9.8 P53シグナル伝達系のシミュレーション
  9.9 化学生態系のシミュレーション
第10章 自然計算~「計算」がヒトと自然を融合させる
  10.1 諸行定常と諸行無常
  10.2 相互誘導(Inter‐induce)
  10.3 相互誘導の継続
  10.4 相互誘導についての諸注意
  10.5 相互誘導計算
  10.6 相互誘導計算とアルゴリズム
第11章 触覚による相互誘導計算~導入・「触譜とマッサージ」
  11.1 自然界に共通する「作用」としての触覚
  11.2 触覚を「アルゴリズム」として記述する
  11.3 触譜
  11.4 触譜の「触質」の検証
  11.5 触覚相互作用としての「マッサージ」
  11.6 マッサージの一般的な記述法,「触譜」の提案
  11.7 触覚の「文法」をさがす
  11.8 触覚の基本関係式
  11.9 アナログ・触覚計算系
第12章 エピローグに代えて~南方熊楠の科学論と展開
  12.1 ライプニッツ+南方熊楠=「自然計算の(思想的)基盤」
  12.2 「名」による「知」の自己組織化
  12.3 「名」の創発の計算モデル
  12.4 「ナチュラル・コンピュータ」へ~「コンピュータ」と自然系の融合
  12.5 「ナチュラル・コンピュータ」による相互誘導計算系
  12.6 コンピュータは「道具」から「パートナー」へ