村田 陽/著 -- ナカニシヤ出版 -- 2025.3 -- 133.4

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一般 新着図書コーナー 133.4/2025/ 00006498943 和書 帯出可 在庫 iLisvirtual

資料詳細

タイトル ギリシアへの陶酔 ,
書名ヨミ ギリシア エノ トウスイ
副書名 ジョージ・グロートとJ.S.ミルによる古代ギリシア思想の受容
著者 村田 陽 /著  
著者名ヨミ ムラタ,ミナミ
出版者 ナカニシヤ出版
出版年 2025.3
ページ数, 大きさ 5,266p, 22cm
NDC10版 133.4
NDC8版 311.233
一般件名 ギリシア(古代) , ギリシア哲学
ISBN 978-4-7795-1849-2 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks
内容紹介 ベンサムの功利主義を受け継いだ<哲学的急進派>の2人は、ソクラテスやプラトンをどう読み解いたのか。グロートとミルによるギリシア受容を歴史的に再構成しながら、ヴィクトリア朝時代における自由論・民主政論を探究する。

目次

序章
  1 目的と問い
  2 ミル研究史上における問い-ミルの古典古代論の位置づけをめぐって-
  3 グロート研究史上における問い-グロートは何者だったのか?-
  4 着眼点と構成
第1章 ギリシアに陶酔した二人の哲学的急進派
  1 問題の所在-半世紀におよぶ交友の歴史-
  2 それぞれの人生の始まりと若き日の出会い
  3 哲学的急進派としての異なる<自覚>
  4 知的交流の深化-『ギリシア史』と『プラトン』-
  5 二人の眠る場所-ウェストミンスター寺院とアヴィニョン-
第2章 アテナイの民主政論
  1 問題の所在-古典古代へと回帰することの意味-
  2 ヴィクトリア朝におけるギリシア史をめぐる保守派と急進派の対立
  3 アテナイの国制改革史
  4 国制の道徳基盤のアテナイにおける盛衰とその近代的再建
  5 アテナイ史の現代的意義をめぐって
第3章 デマゴーグの再解釈
  1 問題の所在-民主政の「悪役」をめぐって-
  2 古代人によるデマゴーグ評価-アリストパネスとトゥキュディデス-
  3 18世紀英国におけるデマゴーグ批判の言説
  4 「反対論者」としてのデマゴーグ
  5 野党的反対論者としてのデマゴーグの可能性
第4章 ソフィストの再定義
  1 問題の所在-ソフィストは<悪者>だったのか?-
  2 19世紀英国におけるソフィストとプラトンをめぐる知的状況
  3 『ギリシア史』以前のソフィストに対する否定的解釈
  4 グロートとミルによるソフィストの再定義
  5 ソフィストの分類と個別評価-プロタゴラスを中心に-
  6 哲学者とソフィストの境界線
第5章 二人のプラトン
  1 問題の所在-プラトン受容の射程-
  2 プラトンの有用性-「新プラトン主義」とホイッグの視座-
  3 グロートとミルによるプラトン解釈
  4 ノモス王対ソクラテス
  5 哲学者の人生と弁論家の人生
  6 「統治する哲学者ソクラテス」
終章
  1 グロートとミルによるギリシアへの陶酔
  2 さらなる争点-現代論としての古典古代論-