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田中 孝信/著 -- 彩流社 -- 2026.1 -- 930.26

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料番号 資料区分 帯出区分 状態
一般 新着図書コーナー 930.2/タナ/ 00015113996 和書 帯出可 在庫 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 世紀末イースト・エンドとスラム小説 ,
書名ヨミ セイキマツ イースト エンド ト スラム ショウセツ
並列タイトル The Fin‐de‐Siècle East End and Slum Fiction:Representations of Poverty in Victorian London
副書名 ヴィクトリア朝ロンドンにおける貧困の表象
著者 田中 孝信 /著  
著者名ヨミ タナカ,タカノブ
出版者 彩流社
出版年 2026.1
ページ数, 大きさ 321,35p, 20cm
NDC10版 930.26
一般件名 英文学-歴史 , スラム , 貧困-歴史 , イギリス-歴史-19世紀
ISBN 978-4-7791-3070-0 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks
著者紹介 広島大学大学院文学研究科博士課程後期英語学英文学専攻中退。博士(文学)。大阪公立大学大学院文学研究科特任教授。同大学名誉教授。著書に「ディケンズのジェンダー観の変遷」など。
内容紹介 嫌悪、好奇、憐れみ、恐怖、不安、救済、魅惑…。19世紀末ロンドンのイースト・エンドを舞台にした「スラム小説」を当時の社会背景と照らし合わせて分析し、中流階級の労働者階級・貧民に対する複雑な心的態度を解き明かす。

目次

序章 いざイースト・エンドへ!
  一 世紀末イースト・エンドとは?
  二 スラミングから慈善活動へ
  三 スラム小説と本書の目的
第一章 ウォルター・ベサント『あらゆる種類と階級の人びと』-文化的慈善活動と語りの戦略
  一 娯楽は理想的な救済策なのか?
  二 「あり得ない物語」と労働者の「女性化」
  三 文化的植民地主義と父親的温情主義
  四 「労働者階級のロマンス」の限界
第二章 ジョージ・ギッシング『地獄』-女性の身体表象に見る労働者階級観
  一 ギッシングの両価感情
  二 クレム・ペコヴァの身体が帯びる獣性
  三 クレアラ・ヒューイットの身体が帯びる官能性
  四 労働者階級女性のエネルギー
第三章 アーサー・モリソン『ジェイゴーの子ども』-最下層民と極貧民に対する作者の距離
  一 「よそ者」モリソン
  二 逆さま世界としてのジェイゴー
  三 退化への恐怖の物語
  四 スラム住民への拭えぬ不安
第四章 チャールズ・ディケンズ『荒涼館』-スラム、汚穢、そしてエスター
  一 「ロンドンのある夜の光景」解読
  二 汚穢と不適切な死
  三 エスターのセクシュアリティ
  四 スラムと中流階級女性の結びつき
第五章 マーガレット・ハークネスのイースト・エンド三部作-母性愛と女性の連帯
  一 労働者階級の女性たちに対するハークネスの眼差し
  二 『都会の少女』における母性愛
  三 『失業中』における偽善、暴力、そして男性権力
  四 『ローブ大尉』における女性の連帯
  五 階級闘争はジェンダー闘争
第六章 慈善活動に駆り立てられる淑女たち-男性支配からの解放
  一 慈善活動の背後に蠢く欲求
  二 男性支配からの解放
  三 女同士の絆とレズビアニズム
  四 新たな自己の発見
第七章 博愛か偽善か?-貧しい子どもたちへの眼差し
  一 眼差しの複層性
  二 犠牲者としての子ども
  三 野蛮人としての子ども
  四 子どものエネルギー礼賛
  五 管理される子ども
  六 博愛に潜む偽善
第八章 ジャック・ロンドン『どん底の人びと』-貧しい男たちの身体表象
  一 貧民に対するロンドンの心的態度
  二 スラム言説の再生産とそれからの逸脱
  三 貧民との距離と恐怖
  四 最善のイギリス人の子孫としてのアメリカ人
  五 同情と距離との複雑な絡み合い
第九章 トマス・バーク『ライムハウスの夜』-「オリエンタルなロンドン」の誘惑
  一 イギリス人の中国人観
  二 中国人男性と白人女性の愛憎関係
  三 チャイナタウンというカーニヴァル空間
  四 帝国の中心イースト・エンド
終章 イースト・エンドへの止むことなき関心
  一 スラム小説に見る両義性
  二 現代のイースト・エンドが帯びる潜勢力