仲正 昌樹/著 -- 御茶の水書房 -- 2005.1 -- 498.12

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料番号 資料区分 帯出区分 状態
一般 一般資料室 498.1/2005/ 00011404506 和書 帯出可 在庫 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 自己再想像の〈法〉 ,
書名ヨミ ジコ サイソウゾウ ノ ホウ
副書名 生権力と自己決定の狭間で
著者 仲正 昌樹 /著  
著者名ヨミ ナカマサ,マサキ
出版者 御茶の水書房
出版年 2005.1
ページ数, 大きさ 4,256p, 21cm
NDC10版 498.12
NDC8版 498.12
一般件名 医療-法令 , 医事紛争 , インフォームド・コンセント , 法哲学
内容紹介 近年、自己決定権の問題を中心に「自由への権利」と「生命管理」の間の根源的な矛盾が露呈されつつある。金沢大学附属病院無断臨床試験訴訟を出発点に、生権力の只中にあって「自由」を実質化することの困難について考察する。

目次

第一章 私的領域における「法」
  一 プライヴェートな領域の不可侵性?
  二 「親密圏」と他者の権利
  三 関係性の“広がり”と「心」
  四 「心」と「身体」
第二章 医事法における「公/私」の境界線の曖昧さ
  一 はじめに:医学研究における「患者の身体」
  二 医療における「自己決定権」が語られる文脈
  三 医事法の非契約的性格
  四 近代医療の起源と「法」
  五 医療機関による身体の管理と自己決定権
  六 終わりに:「身体」をめぐる新たな公共性
第三章 「人体実験」とインフォームド・コンセントの法理
  一 はじめに:金沢地裁判決の歴史的意義
  二 事件の経過:「無作為比較臨床試験」の制度的矛盾
  三 「臨床試験」とICの関係をめぐる歴史
  四 日本における「臨床試験に対するIC」
  五 「人体実験」と「治療」の法的境界線
  六 裁判の争点と判決
  七 今後に残された問題
第四章 医事訴訟におけるQOLと「自己決定」
  一 はじめに:医事訴訟におけるQOL
  二 QOLを構成する客観的基準と主観的基準
  三 「関係性」の中でのQOL
  四 判例法上のICとQOL
  五 医療「情報」の拡散とQOL評価
  六 「自己再想像」の権利としてのIC
第五章 「自由」と「暴力」
  一 自由の逆説
  二 「生かす権力」
  三 「生・権力」と正義