新川 正子/著 -- 森山書店 -- 2006.1 -- 510.95

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料番号 資料区分 帯出区分 状態
一般 一般資料室 510.9/2006/ 00011567559 和書 帯出可 在庫 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 建設外注費の理論 ,
書名ヨミ ケンセツ ガイチュウヒ ノ リロン
著者 新川 正子 /著  
著者名ヨミ シンカワ,マサコ
出版者 森山書店
出版年 2006.1
ページ数, 大きさ 3,4,335p, 22cm
NDC10版 510.95
NDC8版 510.95
一般件名 建設業 , 原価計算 , 外注管理
注記 布装, 布装
内容紹介 わが国建設業の現状とその特性からくる問題点を考察し、建設業に内在する会計制度の問題点、特にその外注費を真実性と情報開示の視点から分析し論考、さらに、望ましい建設業と国や国民のあり方を提言する。
内容注記 文献:p319〜328

目次

序章 建設外注費研究の目的と研究方法
  第1節 建設外注費研究の課題
  第2節 建設外注費の真実性
  第3節 建設外注費研究の過程
  第4節 本書の構成
第1章 建設業の動向と現状
  第1節 建設業の現状と課題
  第2節 建設投資の動向
  第3節 建設業者数と建設業就業者数の動向
  第4節 利益率の低下動向
  第5節 不良債権の動向
  第6節 建設業倒産の動向
  第7節 建設業の倒産件数と上場ゼネコンの会社更生法等の現状
  第8節 わが国建設業の現状とその国際比較
第2章 建設業の特性と問題点
  第1節 受注産業としての建設業
  第2節 建設業特有の重層的な下請構造
  第3節 元請けと下請の相互依存関係
  第4節 わが国ゼネコンの特殊性
  第5節 わが国ゼネコンの新動向
  第6節 多額の外注費を抱える建設業
  第7節 公共工事原価の問題点と開示方法
第3章 建設業における原価計算基準の必要性
  第1節 原価計算基準の意義
  第2節 建設工事原価計算基準の必要性
  第3節 建設工事原価計算要綱案の意義
  第4節 建設業法施行規則「勘定科目の分類」
  第5節 現行積算基準と実際工事原価計算
第4章 透明性が求められる建設業の原価計算
  第1節 建設工事原価の透明性の意義と水準
  第2節 米国における建設工事原価の透明性
  第3節 英国における建設工事原価の透明性
  第4節 わが国における建設工事原価透明性化の必要性
  第5節 透明性の欠如と統一的原価計算の必要性
第5章 建設工事原価における外注費の意義
  第1節 外注費の意義と分類
  第2節 外注費の実態
  第3節 外注費の位置づけ
  第4節 外注費から労務費・材料費への組み替え処理
  第5節 統一的原価計算基準に求められる外注費の区分処理
第6章 建設外注費の実態分析
  第1節 定点分析による外注比率の大きさ
  第2節 趨勢分析による外注比率の大きさ
  第3節 建設外注費趨勢分析の結果
第7章 建設業の原価情報開示問題
  第1節 建設業の原価開示制度の現状
  第2節 完成工事原価報告書に対する原価操作
  第3節 労務外注費を測定する困難性
  第4節 新「完成工事原価報告書」様式改正の実態分析と評価
  第5節 実態分析による成果
  第6節 建設業の付加価値算出とその影響
第8章 建設外注費の本質と真実性
  第1節 建設外注費の本質
  第2節 建設業外注費とコンピューター・ソフトウェア業外注費との相違点
  第3節 建設業外注費の真実性
  第4節 ABC原価計算と外注費
  第5節 アクティビティで捉えた建設工事原価
  第6節 ABC原価計算のゼネコンへの適用可能性
第9章 産業革命黎明期における外注見積原価計算
  第1節 産業革命黎明期における外注費の存在
  第2節 チャールズ・バベッジ紹介と著書『機械及び諸工場の経済について』
  第3節 バベッジをめぐる後世の学者の評価
  第4節 テイラーへの影響から見たバベッジの評価
  第5節 原価計算研究者から見たバベッジの評価
  第6節 原価計算の前提条件としての機械および分業の原理
  第7節 アダム・スミスとバベッジの分業の認識の違い
  第8節 原価計算の前提条件としての工具と下請制
  第9節 原価計算対象としての計算機製作
結章 建設外注費の研究と展望
  第1節 建設業会計の問題点・建設外注費
  第2節 望ましい建設外注費への提言
  第3節 建設外注費の真実性
  第4節 建設外注費の限界と展望