宮脇 幸生/著 -- 世界思想社 -- 2006.2 -- 382.451

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料番号 資料区分 帯出区分 状態
一般 一般資料室 389.4/2006/ 00011584455 和書 帯出可 在庫 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 辺境の想像力 ,
書名ヨミ ヘンキョウ ノ ソウゾウリョク
副書名 エチオピア国家支配に抗する少数民族ホール
著者 宮脇 幸生 /著  
著者名ヨミ ミヤワキ,ユキオ
出版者 世界思想社
出版年 2006.2
ページ数, 大きさ 6,513p, 22cm
NDC10版 382.451
NDC8版 389.451
一般件名 エチオピア
著者紹介 1958年島根県生まれ。京都大学大学院文学研究科修士課程修了。大阪府立大学人間社会学部助教授。
内容紹介 エチオピア西南部に生きるホールの人々が、いかにして自分たちの集団アイデンティティを維持してきたのかを探る。「国家」と「伝統」の間で彼らが直面する辺境のジレンマを明らかにし、新たな生き残りの試みを描き出す。
内容注記 エチオピア西南部地域年表:p477〜481 文献:p482〜495

目次

序章 構築される辺境
  1 辺境と抵抗
  2 辺境の他者
  3 奇妙な出会い
  4 歴史化される辺境
  5 構築される「場所」とアイデンティティ
第1章 ホールの地へ
  1 環境
  2 ホールとは誰か
  3 周辺の諸民族
  4 調査の概要
第2章 サバンナと氾濫原のコスモロジー
  1 生態環境の分類
  2 サバンナと放牧
  3 氾濫原と農耕
第3章 権力・身体・空間
  1 ホールの社会制度
  2 男と女
  3 定住集落の空間構成
  4 身体と空間
  5 祈りと想像の空間
第4章 敵の血は甘い
  1 ホールの戦い
  2 殺人と儀礼
  3 儀礼の構造
  4 鏡像としての敵
  5 戦いとイデオロギー
第5章 美しき祝福と呪詛の力
  1 カウォットとは何か
  2 カウォットの両義性
  3 交換する主体と交換される客体
  4 外部の力の馴化
  5 象徴と想像
第6章 移動と混交の民族史
  1 オモ川西岸からウェイトヘ
  2 マルレとアルボレの生成(一八〇〇-一八八〇年)
  3 象牙と首長
第7章 帝国のはざまで
  1 エチオピア帝国の成立
  2 帝国の侵入
  3 帝国の辺境
  4 ウェイト渓谷への帰還と伝統の再興
  5 国家支配と伝統
第8章 帝国統治の崩壊
  1 イタリア統治とエチオピア西南部
  2 イタリア統治と仲介者の権力
  3 イタリア統治と民族間関係
第9章 アムハラの毒
  1 農耕社会の周辺化と牧畜社会の辺境化
  2 戦いの時代
  3 仲介者の系譜
  4 国家・戦争・アイデンティティ
第10章 光と闇
  1 国家の浸透
  2 外部の力
  3 ハイエナの時代
  4 国家・近代・伝統
第11章 喪失と救済
  1 帝国の侵入
  2 空間の配置と時間の再帰
  3 記憶とアイデンティティ
第12章 風の精霊たち
  1 アヤナの組織
  2 内部の力と外部の力
  3 抵抗と欲望
  4 アヤナの想像力
第13章 ネットワークをつむぐ者
  1 仲介者の誕生
  2 想像の空間
  3 交錯する「場所」