宮下 尚子/著 -- 九州大学出版会 -- 2007.1 -- 829.18

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料番号 資料区分 帯出区分 状態
一般 一般資料室 829.1/2007/ 00012021648 和書 帯出可 在庫 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 言語接触と中国朝鮮語の成立 ,
書名ヨミ ゲンゴ セッショク ト チュウゴク チョウセンゴ ノ セイリツ
著者 宮下 尚子 /著  
著者名ヨミ ミヤシタ,ナオコ
出版者 九州大学出版会
出版年 2007.1
ページ数, 大きさ 9,224p, 27cm
NDC10版 829.18
NDC8版 829.18
一般件名 朝鮮語-方言 , 朝鮮人(中国在留)
ISBN 978-4-87378-928-6 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
著者紹介 熊本県生まれ。九州大学大学院比較社会文化研究科(博士課程後期)単位取得退学。博士。久留米大学非常勤講師。
内容紹介 中国の朝鮮語、特に吉林省延辺地区で話される朝鮮語について、その言語が漢語との言語接触によりどのような影響を被りつつあるかを、社会的な側面と言語的な側面から記述する。巻末には語彙表を掲載。
内容注記 朝鮮族歴史年表:p129〜136 文献:p137〜145

目次

序論
1.朝鮮族の中国移住と中国朝鮮語の方言分布
  1.1 朝鮮語の方言区分
  1.2 朝鮮族の中国移動
  1.3 中国内の朝鮮語の方言分布
  1.4 中国朝鮮族の二言語使用状況
  1.5 二言語使用は単一言語化への圧迫か
2.中国の双語と少数民族言語政策
  2.1 双語-中国の二言語使用
  2.2 先行研究
  2.3 解放直後の双語研究
  2.4 中国の「双語」制がはらむ問題点
  2.5 スターリンの「言語学におけるマルクス主義について」
  2.6 スターリン学説教条化の批判
  2.7 言語の「交配」と「発展」
  2.8 借用語の問題と少数民族の言語意識
  2.9 小結:現在の双語研究の問題点
3.中国朝鮮語の規範問題
  3.1 導入
  3.2 先行研究
  3.3 建国直後の中国における朝鮮語規範化(1949~1956)
  3.4 反右派闘争と大躍進の時期(1957~1963)
  3.5 経済調整期の朝鮮語規範化(1964~1966)
  3.6 文化大革命期の朝鮮語規範化(1967~1977)
  3.7 文化大革命以後の朝鮮語規範化(1978~)
  3.8 小結
4.言語接触研究とその問題点
  4.1 言語接触
  4.2 ピジンとクレオール
  4.3 言語の消滅
  4.4 理論的枠組
  4.5 考察
5.延辺朝鮮語の音韻と漢語の影響
  5.1 はじめに
  5.2 先行研究
  5.3 延辺朝鮮請の音節構造と音韻的特徴
  5.4 アクセント
  5.5 音借用語
  5.6 小結
6.統語借用
  6.1 はじめに
  6.2 朝鮮語の統語借用に関する先行研究
  6.3 延辺朝鮮語の統語的特徴
  6.4 拘束形態素の借用
  6.5 統語形式の借用
  6.6 小結
7.語彙の借用
  7.1 語彙借用の分類
  7.2 身体名称の借用現象
  7.3 親族呼称
  7.4 小結
終章