大久保 純一/著 -- 東京大学出版会 -- 2007.4 -- 721.8

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料番号 資料区分 帯出区分 状態
一般 一般資料室 721.8/2007/ 00012045316 和書 帯出可 在庫 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 広重と浮世絵風景画 ,
書名ヨミ ヒロシゲ ト ウキヨエ フウケイガ
著者 大久保 純一 /著  
著者名ヨミ オオクボ,ジュンイチ
出版者 東京大学出版会
出版年 2007.4
ページ数, 大きさ 5,317,15p, 22cm
NDC10版 721.8
NDC8版 721.8
一般件名 浮世絵 , 山水画
個人件名 安藤 広重
ISBN 978-4-13-080208-6 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
著者紹介 1959年徳島県生まれ。東京大学大学院博士課程中退。名古屋大学文学部、東京国立博物館、跡見学園女子大学を経て、国立歴史民俗博物館研究部准教授。著書に「北斎の冨嶽三十六景」等。
内容紹介 透視図法や遠近法を駆使し、江戸人たちの名所イメージを巧みに描いた広重。名所絵がなぜ描かれたのか、また名所景観をどういうイメージでもってとらえようとしているのか。その卓抜な空間造形の手法を解き明かす。

目次

序章 浮世絵風景画研究史と本書の視点
  <一>浮世絵風景画の総論的研究史
  <二>浮絵研究の歴史と近年の動向
  <三>広重研究の経過
  <四>揃物画集の刊行
  <五>本書の視点
第一章 浮絵の精神史
  <一>初期の浮絵における「枠」の強調
  <二>初期の浮絵の主題
  <三>壼中の仙
  <四>「覗く」という視覚の意味
  <五>浮絵の変質
  <六>枠の消失、あるいは変質
  <七>広重晩年の風景画に見る枠の意識
第二章 広重の名所絵の種本と空間構成
  <一>天保期の諸作に見る種本と空間処理
  <二>広重と『山水奇観』
  <三>《雪月花》三部作から
  <四>広重と透視図法
  <五>広重と近像型構図
  <六>図会の時代の名所絵師
第三章 広重に見る江戸名所絵の定型
  <一>日本橋図に見る「定型」の形成
  <二>景観イメージへの固執
  <三>記号化された景観
  <四>広重の描く江戸名所の定型
  <五>広重と『江戸名所図会』
  <六>名所絵の要件
第四章 《名所江戸百景》考
  <一>《名所江戸百景》の概要と問題点
  <二>《名所江戸百景》の全体構成
  <三>図様の源泉
  <四>『江戸名所図会』への依存と脱却
  <五>《名所江戸百景》の主題
  <六>おわりに
第五章 浮世絵風景画における四条派の影響
  <一>浮世絵諸家の四条派受容
  <二>広重の四条派的斜線構図
  <三>余白の効果
  <四>広重の近像型構図と画面均衡の否定
  <五>国芳の風景画における四条派受容
  <六>おわりに
第六章 銅版画と浮世絵風画
  <一>司馬江漢の江戸名所銅版画
  <二>亜欧堂田善の江戸名所銅版画
  <三>国芳の視点と風俗描写
  <四>広重の名所絵の新しい視点
  <五>北斎の洋風版画と田善
第七章 『日本名山図会』と浮世絵の風景表現
  <一>名所絵の種本として
  <二>国芳の武者絵の舞台背景
  <三>芳年の武者絵の場合
  <四>山岳表現の絵手本として
  <五>伝統図像を超えて