江上 琢成/著 -- 法藏館 -- 2007.5 -- 182.1

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料番号 資料区分 帯出区分 状態
一般 一般資料室 182.1/2007/ 00012120416 和書 帯出可 在庫 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 日本中世の宗教的世界観 ,
書名ヨミ ニホン チュウセイ ノ シュウキョウテキ セカイカン
叢書名 日本仏教史研究叢書
著者 江上 琢成 /著  
著者名ヨミ エガミ,タクジョウ
出版者 法藏館
出版年 2007.5
ページ数, 大きさ 4,249p, 20cm
NDC10版 182.1
NDC8版 182.1
一般件名 仏教-日本 , 浄土教-歴史
ISBN 978-4-8318-6035-4 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
著者紹介 1972年福岡県生まれ。大谷大学大学院博士後期課程満期退学。同大学真宗総合研究所東本願寺造営史研究班嘱託研究員。
内容紹介 現代に残る此岸の浄土観の意義を論じるとともに、天動説=須弥山説の影響力や、僧侶と世俗者との対話に注目して、彼岸の浄土観が慈悲の実践や社会規範に直結したことを論じ、さらに法然と親鸞の浄土思想の意味を明示する。

目次

序章 宗教的世界観研究の構想
  一 浄土教研究の課題
  二 有神論・汎神論・無神論
  三 本書の構成
第一章 『往生要集』における三世因果観の性格
  はじめに
  一 『往生要集』全巻における三世因果の重視
  二 観想念仏と三世因果観
  三 社会観との関連であらわれる三世因果観の性格
  むすび
第二章 中世歴史叙述における須弥山説の諸相
  はじめに
  一 『水鏡』における須弥山説
  二 『愚管抄』における須弥山説
  三 『元亨釈書』における須弥山説
  四 『神皇正統記』における須弥山説
  むすび
第三章 『沙石集』における三世因果観の性格
  はじめに
  一 不安の産物としての三世因果観
  二 無住の汎神論・唯心論と三世因果観
  三 『沙石集』における三世因果観の諸相
  四 専院経営者としての無住と三世因果観
  むすび
第四章 『北条重時家訓』における宗教思想の性格
  はじめに
  一 『極楽寺殿御消息』における宗教思想の現実性
  二 北条重時の宗教的立場
  三 政治思想と宗教思想
  四 北条重時の浄土教的世界観
  むすび
第五章 法然の宗教的世界観
  はじめに
  一 法然による汎神論的阿弥陀仏観の否定化
  二 法然の極楽観
  三 法然の六道輪廻観
  むすび
第六章 親鸞の宗教的世界観
  はじめに
  一 親鸞の汎神論的世界観
  二 親鸞思想における浄土と六道の実在視
  むすび
補論 親鸞の教化観
  はじめに
  一 阿弥陀仏の教化とその権威性
  二 信心獲得と教化
  むすび
結章 宗教的世界観の展開