保阪 正康/著 -- 筑摩書房 -- 2008.7 -- 210.7

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料番号 資料区分 帯出区分 状態
一般 一般資料室 210.7/2008/ 00012149258 和書 帯出可 在庫 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 若い人に語る戦争と日本人 ,
書名ヨミ ワカイ ヒト ニ カタル センソウ ト ニホンジン
叢書名 ちくまプリマー新書
著者 保阪 正康 /著  
著者名ヨミ ホサカ,マサヤス
出版者 筑摩書房
出版年 2008.7
ページ数, 大きさ 190p, 18cm
NDC10版 210.7
NDC8版 210.7
一般件名 日本-歴史-昭和時代 , 日中戦争(1937〜1945) , 太平洋戦争(1941〜1945)
ISBN 978-4-480-68788-3 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
著者紹介 1939年北海道生まれ。同志社大学文学部社会学科卒業。ノンフィクション作家・評論家。個人誌『昭和史講座』を中心とする一連の昭和史研究で菊池寛賞を受賞。著書に「昭和史入門」など。
児童内容紹介 日本は戦争への道をどう進んだか、戦争を行う体制はどうつくられたか、そして戦争はどのように戦われたか。「戦争は2度とくり返してはいけない」「軍事を中心に据えた発想は人間を傷つける」という観点から、昭和の戦争について考える。
内容紹介 満州事変、日中戦争、太平洋戦争…。悲惨な戦争にあけくれた昭和時代。それらの戦争の本質やその内実をさぐりながら、日本人の国民性を明らかにし、歴史から学ぶことの必要性を問いかける。
内容注記 関連年表:186〜190

目次

はじめに-なぜ戦争について知らなければならないのだろう
第一章 大正から昭和の軍国主義への道-戦争への道をどう進んだか
  1 第一次世界大戦から昭和へ
  はじめての世界戦争/科学技術を駆使した武器の登場/悲惨な戦争の後で/ワシントン秩序の落とし穴/大戦後の日本の変化/大正デモクラシーと軍人への嫌悪/昭和軍閥の芽/軍人たちの夢/満蒙を制圧するという使命/国際化を果たせなかった日本
  2 満州事変という名の戦争
  日本の生命線としての満蒙/なぜ満州事変は起きたのか/国家総力戦の考え方/満州事変の目的とは?/陸軍暴走の始まり/意図的に仕組まれた国家/日本軍の不健全さ/表面化されなかった戦争の怖さ
  3 戦争を支える意識はどうつくられたか
  パリ不戦条約の矛盾/戦争を容認する社会へ/国内外の「敵」との戦い/軍部が用いた暴力/天皇主権説の登場/政党・軍部・メディアの腐敗/軍部が考えた戦争とは?/陸軍パンフレットの戦争哲学/偏ったナショナリズム
第二章 日中戦争から太平洋戦争へ-戦争を行う体制はどうつくられたか
  1 二・二六事件以後の戦争への道
  歴史の流れの中で/戦争に不可欠な要素/二・二六事件の見方/「神国日本」への道/天皇親政国家の矛盾/ゆがんだ国家像の実現/軍部独裁政権ができるまで/他者を抑圧するシステム
  2 宣戦布告なき戦争
  日本軍の奇妙な体質/中国との衝突は避けられた?/軍内での対立/二つの大きな過ち/戦争と言わない理由/泥沼に入った日本/思い込みで進んだ南京攻略/強気の和平条件の決裂/自己陶酔型の指導者たち/戦時体制への社会の変化/国家総動員法の可決/東亜新秩序をめざして/戦略なき戦いへ
第三章 戦争目的のなかった戦争-戦争はどのように戦われたか
  1 真珠湾攻撃という選択
  戦争に勝つということ/アメリカとの亀裂/日米双方の思惑/対英米戦への論議/外交交渉の失敗/あまりに安易な選択/昭和の悲劇に向かって
  2 太平洋戦争をどう考えるか
  アメリカの戦術にはまった日本/自己本位な選択/軍国主義体制の特質/太平洋戦争の推移について/ミッドウェーとガダルカナルでの敗北/命を捨てる戦い/負けたと思った時が負け/特攻という体当たりの攻撃/身をもって知った戦争/敗戦から学ぶべきこと
おわりに-教訓を語る姿勢の必要について
あとがき
注一覧
関連年表