青木 栄一/著 -- 古今書院 -- 2008.12 -- 682.9

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料番号 資料区分 帯出区分 状態
一般 一般資料室 682.9/2008/ 00012193306 和書 帯出可 在庫 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 交通地理学の方法と展開 ,
書名ヨミ コウツウ チリガク ノ ホウホウ ト テンカイ
著者 青木 栄一 /著  
著者名ヨミ アオキ,エイイチ
出版者 古今書院
出版年 2008.12
ページ数, 大きさ 7,221p, 21cm
NDC10版 682.9
NDC8版 682.9
一般件名 交通地理
ISBN 978-4-7722-3119-0 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
著者紹介 1932年東京生まれ。東京教育大学大学院理学研究科博士課程(地理学専攻)修了。理学博士。東京学芸大学名誉教授。日本地理学会名誉会員。著書に「シーパワーの世界史」など。
内容紹介 長年、交通地理学の研究に従事してきた著者が、日本の交通地理学に関する1950年代から現在までの歩みと批判、あるべき姿の模索についてまとめる。『地理』に連載したものに方法論や史料論などを加えて書籍化。

目次

Ⅰ.交通地理学とはどのような学問か
  1.交通地理学のジレンマ
  2.第二次世界大戦以前の日本の交通地理学
  3.1950年代の交通地理学
Ⅱ.新しい交通地理学への模索
  1.私の研究環境の形成
  2.鉄道史研究の夜明け
  3.鉄道交通の歴史地理学的分析への模索
  4.地域社会から鉄道の発達を考える方法の確立
Ⅲ.計量的手法による交通地理学への批判
  1.「社会物理学」への魅力
  2.なぜ「交通地理学」に計量的手法がもてはやされたのか
  3.計量的手法を主用する「交通地理学」の衰退
Ⅳ.交通地理学の方法と資料
  1.交通地理学における景観論・形態論
  2.鉄道史研究と『鉄道省文書』
  3.鉄道統計に関する考察
Ⅴ.鉄道地図の思想とその展開
  1.序説
  2.鉄道地図の目的と特性
  3.鉄道地図の原初形態
  4.鉄道地図の位相図化
  5.鉄道地図のグラフィック・デザイン化
  6.縮尺・方位にこだわる鉄道地図
  7.線路配線図と線路縦断面図
  8.観光案内図としての鉄道地図
Ⅵ.メソスケール鉄道史についての考察
  1.メソスケール鉄道史の考え方
  2.メソスケール鉄道史研究の系譜
  3.メソスケール鉄道史の調査手順
  4.特定の地理的事象や産業とかかわるメソスケール鉄道史
  5.むすび
Ⅶ.鉄道研究と鉄道趣味
  1.鉄道趣味と多様性
  2.第二次世界大戦後の鉄道趣味の展開
  3.私鉄車両変遷史への模索
  4.日本の鉄道車両通史をつくる
  5.総合的な鉄道史とそのデータベースを求めて
  6.趣味と学問の間で
Ⅷ.世界的な視野で交通を考える
  1.一国鉄道研究から世界的視野の導入
  2.国有鉄道の成立と発展
Ⅸ.交通地理学の将来を考える
  1.交通研究は基本的に学際的である
  2.鉄道交通の実態に迫ろうとしなかった従来の地理学
  3.総合的な交通史への関心が大切