木村 元彦/著 -- 理論社 -- 2010.2 -- 783.47

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料番号 資料区分 帯出区分 状態
児童 子書庫・職員へ 783/2010/ 00010094688 児童和書 帯出可 在庫 iLisvirtual

資料詳細

タイトル オシムからの旅 ,
書名ヨミ オシム カラ ノ タビ
叢書名 よりみちパン!セ
著者 木村 元彦 /著, 100%ORANGE /装画・挿画  
著者名ヨミ キムラ,ユキヒコ , ヒャクパーセント オレンジ
出版者 理論社
出版年 2010.2
ページ数, 大きさ 200p, 19cm
NDC10版 783.47
NDC8版 783.47
一般件名 ユーゴスラビア内戦(1991〜1995)
ISBN 978-4-652-07850-1 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
著者紹介 1962年愛知県生まれ。中央大学文学部卒業。アジアや東欧の民族問題を中心に、取材・執筆活動を展開。「オシムの言葉」でミズノスポーツライター賞最優秀賞受賞。ほかの著書に「誇り」など。
児童内容紹介 ユーゴスラビアを崩壊させた民族の対立とサッカーとは、切っても切れない関係にある。スポーツ制裁によってフィールドから追い出された天才ドラガン・ストイコビッチ、ユーゴスラビアのサッカー界における「民族融和」の象徴として語り継がれるイビツァ・オシムの生きてきた道を通して、民族について考える。
内容紹介 オシムが、ストイコビッチが、人生を賭けて伝えようとした真実とは? 民族のたたかいに翻弄されたふたりにもっとも近い日本人ジャーナリストが、ふたりの半生と民族について、情熱を込めて語る。
内容注記 文献:巻末

目次

この本を読むみなさんへ-イビツァ・オシム
prologue 民族のたたかいに翻弄されたサッカー選手たち
第一章 サッカーと紛争のはざまで
  ドラガン・ストイコビッチ-情熱と波乱に満ちた人生の軌跡
  世界を震撼させた伝説の男
  エゴイスティックな妖精/「乱暴者」の思慮深さ/とてつもない謝礼金/ちびネズミの勇気と知恵/七秒の伝説/サッカーが「芸術」になったとき/「ユーゴの選手はダンスをする」/スーツ姿の革靴シュート
  滅びゆく祖国
  スタジアムでの強襲事件と「ユーゴ」の崩壊/不機嫌、憎しみ-これが同じ国か?/サッカーと「民族主義」/銃で撃ち抜かれた選手の顔写真/紛争を金で演出する広告屋たち/否定される「誇り」と復活のその日
第二章 サッカーが「民族」を超えるとき
  イビツァ・オシム-寛容さと多文化への静かなオマージュ
  混迷のユーゴを旅する
  だれもがその人を「最高の監督」と呼んだ/新たなチャレンジへ向けて/「ユーゴ」が「連邦国」である理由/カリスマ・チトーの理念と三つの政策/ストイコビッチ、空爆への抗議の試み/コソボで目にした奇妙な風景/見すてられた土地のサッカーリーグ
  包囲された故郷
  オシムが破った「配慮」という慣習/一一人対二万人のたたかい/凶弾という最後の報酬/「オシム監督、どうか自分を呼ばないで」/生まれた町で紛争がはじまった/サラエボに取りのこされた妻と娘/「人生には、サッカーよりたいせつなものがある」/戦争、そこから学べるものはなにもない
  僕らをつなぐオシムの言葉
  あやうい「経験主義」/寛容さと多文化へのオマージュ/オシムの家の銃弾トロフィー/新しく芽ぶく、たしかな希望
第三章 オシムからの旅
  この国は「平和」なのか-遠くの問題が照らしだす、僕らの足もと
  ユーゴから日本へ
  ユーゴで見た「民族」という神話/憎しみをあおれば、平和は遠ざかる/嫌悪によって結びつく人々/「見えないもの」という存在/日本にもどれば「よそごと」なのか
  僕らが「民族」と向き合うために
  「KY」の行きつく果て/「ピンポンさん」の悲願と奇跡/「スポーツ」と「政治」の結びつきを超えて/僕はなぜ「民族」にこだわるのか/「日本人」は、どこにいる?/たったひとりの選手の向こうに