鎌倉 佐保/著 -- 塙書房 -- 2009.2 -- 210.4

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料番号 資料区分 帯出区分 状態
一般 一般資料室 210.4/2009/ 00013772371 和書 帯出可 在庫 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 日本中世荘園制成立史論 ,
書名ヨミ ニホン チュウセイ ショウエンセイ セイリツ シロン
著者 鎌倉 佐保 /著  
著者名ヨミ カマクラ,サホ
出版者 塙書房
出版年 2009.2
ページ数, 大きさ 5,313,9p, 22cm
NDC10版 210.4
NDC8版 210.4
一般件名 荘園
ISBN 978-4-8273-1223-2 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
著者紹介 埼玉県生まれ。明治大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。同大学文学部兼任講師、東京大学史料編纂所特任研究員。
内容紹介 中世社会の骨格を成す基底的な土地制度として、あるいは社会体制としてこれまでに多様な議論が積み重ねられてきた荘園制。従来の荘園制論を見直し、荘園制の成立過程およびその支配システムの特質と実態を究明する。

目次

序章 荘園制研究の現状と課題
  一、本書の前提と問題視角
  二、荘園制研究の展開と立荘論の提起
  三、在地領主と荘園制
  四、荘園の領域的枠組みの形成をめぐって
  五、課題と構成
第1部 私領から荘園へ
第一章 近江国柏原荘の成立過程
  はじめに
  第一節 「近江国柏原荘相伝系図」と文書目録
  第二節 源頼盛領の形成
  第三節 私領寄進と立荘
  おわりに
第二章 私領の形成と展開
  はじめに
  第一節 私領に関する研究史と本章の視角
  第二節 私領の諸形態と展開
  第三節 別符の形成と中世荘園の立荘
  おわりに
第三章 浅間山噴火と中世荘園の形成
  はじめに
  第一節 災害からの復興と荘園の形成
  第二節 私領から荘園へ
  おわりに
第2部 中世荘園の形成と荘園制の成立
第四章 荘園整理令と中世荘園の成立
  はじめに
  第一節 荘園整理の原則と実態
  第二節 荘園整理と加納・余田
  第三節 中世荘園の立荘と荘園整理政策
  おわりに
第五章 荘園の領域と免田
  はじめに
  第一節 一一世紀の国免荘の形成過程
  第二節 国免荘の四至と免田
  第三節 中世荘園の領域と免田
  おわりに
第六章 伊勢神宮領常供田の収納の実態と郡支配
  はじめに
  第一節 『安東郡専当沙汰文』の作成目的と史料的性格
  第二節 『安東郡専当沙汰文』にみる収納の実態
  第三節 安東郡常供田の存在形態と郡支配
  おわりに
第七章 鎌倉期における荘園制支配の実態と秩序
  はじめに
  第一節 好島荘の荘域構成と地頭・預所の存在形態
  第二節 地頭知行地の所務と収取
  第三節 好島荘の荒野開発と公田再開発
  おわりに
終章 荘園制の成立過程
  一、荘園制成立の画期と前提
  二、立荘の展開
  三、荘園制支配の構造的特質
付論 川端新氏の荘園制成立論と「寄進地系荘園」論
  はじめに
  一、川端新氏の荘園制成立論
  二、“寄進”と“立荘”をめぐって
  三、荘園制成立論の新段階へ向けて
  おわりに