田中 久美子/著 -- 東京大学出版会 -- 2010.6 -- 007.1

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料番号 資料区分 帯出区分 状態
一般 一般資料室 007.1/2011/ 00013715545 和書 帯出可 在庫 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 記号と再帰 ,
書名ヨミ キゴウ ト サイキ
副書名 記号論の形式・プログラムの必然
著者 田中 久美子 /著  
著者名ヨミ タナカ,クミコ
出版者 東京大学出版会
出版年 2010.6
ページ数, 大きさ 6,259p, 22cm
NDC10版 007.1
NDC8版 007.1
一般件名 記号
ISBN 978-4-13-080251-2 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
著者紹介 東京大学大学院情報工学専攻博士課程修了。同大学大学院情報理工学系研究科創造情報学専攻准教授。
内容紹介 自然言語と異なり整備された規則をもつプログラミング言語。その記号論的探求は、一方で自然言語に通底する知見をもたらす。再帰性の概念を軸に、人間の記号系の本質を再考する。

目次

第1章 人工言語と記号論
  1.1 本書の目的
  1.2 記号論の形式化
  1.3 人工言語の必然性
  1.4 関連研究
  1.5 本書の構成
第2章 情報記号
  2.1 導入
  2.2 二つのプログラム例
  2.3 識別子
  2.4 識別子の解釈層
  2.5 汎記号主義
第Ⅰ部 記号のモデル
第3章 バビロンの混乱
  3.1 二元論と三元論
  3.2 二つの仮説
  3.3 二つのパラダイムと記号モデル
  3.4 二元論・三元論の対応
  3.5 まとめ
第4章 記号が一体化する時
  4.1 記号の基本的性質
  4.2 ラムダ計算
  4.3 ラムダ項と記号のモデル
  4.4 記号の再帰的定義
  4.5 記号のモデルと再帰
  4.6 ソシュールの差異
  4.7 まとめ
第5章 「である」と「する」
  5.1 「である」と「する」
  5.2 クラスと抽象データ型
  5.3 「である」に基づく構成
  5.4 「する」に基づく構成
  5.5 「である」「する」と記号モデル
  5.6 「である」と「する」の融合
  5.7 まとめ
第Ⅱ部 記号の種類
第6章 文x:=x+1
  6.1 三つの異なる記号
  6.2 指示の曖昧性
  6.3 イェルムスレウの記号の分類
  6.4 パースの記号の分類
  6.5 二つの記号分類の対応
  6.6 まとめ
第7章 三種類の項
  7.1 三次性
  7.2 定義文と式
  7.3 カリー化
  7.4 チャーチの変換
  7.5 プログラム中の三次性
  7.6 まとめ
第8章 ある■・その■
  8.1 是態
  8.2 語りの自動化-ある実例
  8.3 是態の種類
  8.4 是態の復旧
  8.5 その■の種類
  8.6 まとめ
第Ⅲ部 記号のシステム
第9章 構造的・構成的
  9.1 暴走する機械
  9.2 記号と再帰
  9.3 自然言語:構造的な記号系
  9.4 情報記号系:構成的な記号系
  9.5 構造的・構成的
  9.6 まとめ
第10章 記号と時間
  10.1 インタラクション
  10.2 状態遷移機械
  10.3 参照透明性
  10.4 副作用
  10.5 記号の時間性
  10.6 副作用と記号系
  10.7 まとめ
第11章 系の再帰と進化
  11.1 自然言語系の再帰性
  11.2 記号系の再帰性
  11.3 言語系の再帰性の種類
  11.4 情報記号系の再帰性
  11.5 情報記号系の系の再帰性
  11.6 まとめ
第12章 結語