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1 件中、 1 件目
性が語る
貸出可
坪井 秀人/著 -- 名古屋大学出版会 -- 2012.2 -- 910.26
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所蔵館
所蔵場所
請求記号
資料番号
資料区分
帯出区分
状態
一般
一般資料室
910.26/ツボ/
00012463543
和書
帯出可
在庫
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資料詳細
タイトル
性が語る ,
書名ヨミ
セイ ガ カタル
副書名
二〇世紀日本文学の性と身体
著者
坪井 秀人
/著
著者名ヨミ
ツボイ,ヒデト
出版者
名古屋大学出版会
出版年
2012.2
ページ数, 大きさ
12,666,16p, 22cm
NDC10版
910.26
NDC8版
910.26
一般件名
日本文学-歴史-近代
,
性(文学上)
,
身体像
ISBN
978-4-8158-0694-1
著者紹介
1959年名古屋市生まれ。名古屋大学大学院文学研究科教授。文学博士。著書に「感覚の近代」「戦争の記憶をさかのぼる」「声の祝祭」など。
内容紹介
ラフカディオ・ハーンから伊藤比呂美まで。性の政治性を問題化することをフェミニズム批評と共有しながらも、思想の道具化を排し、語り書く男性そして女性の、種々の葛藤を内包した声や身体を文学テクストから読み解く。
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目次
序章 性が語る
第Ⅰ部 ジェンダー化する近代
第一章 電話する女たち
1 声の沼、声のナルシズム
2 不透明な電話線
3 電話交換手という存在
4 交換手の素顔
5 <電話する女>と<電話を聞く女>
第二章 ヒステリーの時代
1 ルチア、あるいは高き声
2 ヒステリーの時代と『或る女』
3 ヒステリー小説群
4 『或る女』のマッド・シーン
第三章 戦争と<女の感受性>
1 一九四二年という年
2 「君死にたまふことなかれ」の波紋
3 「君死にたまふことなかれ」はなぜ危険なのか
第四章 少国民たちの夢と欲望
1 『週刊少国民』の成立とその性格
2 大正期自由主義との切断/連続
3 詩の言葉とヴィジュアリティ
第Ⅱ部 日本という身体
第一章 浦島のゆくえ
1 <日本回帰>と文明開化
2 ハーンの日本回帰と女性的なるもの
3 <「青猫」以後>と文明開化
4 <「青猫」以後>と交通の不可能性
5 日本回帰と<フェミニズム>
6 伊東静雄の場合
7 ハーンと<日本の女性>
8 ハーンの亡霊と一九四〇年代
第二章 萩原朔太郎の性と病性
1 反規範としての病性
2 <懺悔>と進化論
3 身体表象と解剖学的視線
第Ⅲ部 植民地主義と声、あるいは書くこと
第一章 みずからの声を翻訳する
1 みずからの声を翻訳すること
2 オリエンタリズム/オクシデンタリズムの二重性
3 『アイヌ物語』と『あいぬ物語』
4 翻訳と表記
5 囲い込まれる声
6 『アイヌ神謡集』におけるローマ字表記
第二章 怠惰とコキュ
1 モダニズム
2 二重性を生きる李箱
3 李箱詩と<抵抗>
4 李箱文学における<怠惰>
5 パリの<コキュ>
6 飛ぶ李箱
第Ⅳ部 性的身体としての語り
第一章 身体創造とユートピア
1 『金色の死』の序
2 「父となりて」をどう読むか
3 <呪われた作者>と<醜い我が子>
4 作者にして作品
5 裸体主義と優生思想
6 <模範夫婦>
第二章 『痴人の愛』の私
1 『痴人の愛』の一人称語り
2 見る<私>/見られる<私>
3 モダン都市のなかの<私>
4 <私>から<譲治>へ
第三章 <彼女の物語>をさがして
1 語りと視線
2 焦点化と多声法
3 物語群の織物としての物語
4 語り手のいる場所
5 <彼女の物語>をさがして
第四章 男もすなる
1 日記文学という領域
2 欲望生成システム
3 <日記戦争>
4 『鍵』における性の闘争
第五章 子を産まぬ母
1 作家神話の呪縛
2 ポルノグラフィ的欲望の在所
3 子を産まぬ母
第Ⅴ部 女の声を盗む
第一章 語る女たちに耳傾けて
l 語り手の性差
2 女性独白体という領域
3 狂気語りと書く女
第二章 女の声を盗む
1 消費される<女生徒>
2 太宰治の女性独白体小説
3 「女生徒」と『有明淑の日記』
4 剽窃か模倣か
5 <書くこと>をめぐる闘争
第三章 作者の決闘
1 奇妙なテクスト「女の決闘」
2 「女の決闘」における<翻案>と<パロディ>
3 批評としての翻訳
4 翻訳を翻案すること
第四章 切断と連続
1 写真の中の<明るい天皇>
2 『斜陽』における天皇の写真
3 <人間宣言>における切断/連続
4 切断と連続-敗戦をまたぐ『斜陽』
5 <戦後>の聖母子像
第Ⅵ部 女が書く/男が書く
第一章 性の非対称
1 マゾヒズムとパッション
2 理解不可能性としての<性>
3 性の非対称
第二章 <あのれきしあ>は語る
1 女性ジェンダーと<食べる>こと
2 食文化を映す小説
3 癒しから遠く離れて
第Ⅶ部 現代詩と女の身体
第一章 伊藤比呂美という詩人
1 伊藤比呂美と一九八〇年代
2 詩のトポスとフェミニズム
3 詩人としての活動
第二章 伊藤比呂美初期詩論
1 <個>から<種>へ
2 声と言葉の間
3 毛抜きと帰化植物
4 <食べる>ことと性
5 詩「Ç考」がひらいたもの
6 <意味>をのがれて
第三章 『テリトリー論2』
1 一九八○年代の<女性詩>
2 <産む性>と<産まぬ性>
3 散文スタイルの問題
4 対話とポリフォニー
第四章 『テリトリー論1』
1 共同制作としての詩集
2 写真とアウラ
3 <父>を書くこと
4 写真との格闘と対話
5 母系世界と言葉
6 <照葉樹林文化>の批評性
7 引用とミニマリズム
第五章 『テリトリー論』以後
1 死と殺生
2 <声>をいとおしむ
3 老いと死を凝視める
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