安藤 宏/著 -- 岩波書店 -- 2012.3 -- 910.26

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料番号 資料区分 帯出区分 状態
一般 一般資料室 910.26/アン/ 00012478251 和書 帯出可 貸出中 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 近代小説の表現機構 ,
書名ヨミ キンダイ ショウセツ ノ ヒョウゲン キコウ
著者 安藤 宏 /著  
著者名ヨミ アンドウ,ヒロシ
出版者 岩波書店
出版年 2012.3
ページ数, 大きさ 7,415,7p, 22cm
NDC10版 910.26
NDC8版 910.26
一般件名 小説(日本) , 日本文学-歴史-近代
ISBN 978-4-00-022591-5 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
著者紹介 昭和33年東京生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。同大学院人文社会系研究科教授。著書に「自意識の昭和文学」「太宰治弱さを演じるということ」など。
内容紹介 小説が小説としてリアリティを獲得するためのよそおいを、表現機構としてあらためて問い直し、各小説の表現を詳細に読み解きながら、日本の近代小説の特質とその変遷を描き出す。

目次

はじめに-「表現機構」とは何か
第Ⅰ部
第一章 「小説家」という機構
第二章 「言文一致」のよそおい
第三章 一人称の近代
第四章 「個人主義」という幻想
第五章 反照装置としての「自然」
第六章 表現機構としての「文壇」
第七章 「私小説」とは何か
第八章 自意識と「死」の形象
第九章 交差する「自己」
第Ⅱ部
第一章 森鷗外『舞姫』-“重霧の間”にあるもの
第二章 泉鏡花『高野聖』-三つの一人称
第三章 田山花袋『蒲団』-共犯する語り
第四章 森鷗外『雁』-ロマンの生成
第五章 志賀直哉『和解』-<不愉快>と<調和>
第六章 有島武郎『カインの末裔』-「自然」と「社会」
第七章 芥川龍之介『舞踏会』-まなざしの交錯
第八章 牧野信一『鱗雲』-夢の自律するとき
第九章 井伏鱒二の初期一人称小説-<アンコンシアスネス>であるということ
第十章 小林秀雄『新人Xへ』-「小説」の論理と「批評」の論理
第十一章 太宰治『人間失格』-関係への希求
第十二章 埴谷雄高『死霊』-<自同律の不快>
第十三章 戦後文学における<恥>の形象-自意識と関係性
あとがき