保坂 和志/著 -- 文藝春秋 -- 2012.4 -- 913.6

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料番号 資料区分 帯出区分 状態
一般 一般資料室 913.6/ホサ/ 00012483590 和書 帯出可 在庫 iLisvirtual

資料詳細

タイトル カフカ式練習帳 ,
書名ヨミ カフカシキ レンシュウチョウ
著者 保坂 和志 /著  
著者名ヨミ ホサカ,カズシ
出版者 文藝春秋
出版年 2012.4
ページ数, 大きさ 397p, 20cm
NDC10版 913.6
NDC8版 913.6
ISBN 978-4-16-381330-1 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
著者紹介 1956年山梨県生まれ。早稲田大学政経学部卒業。「草の上の朝食」で野間文芸新人賞、「この人の閾」で芥川賞、「季節の記憶」で谷崎潤一郎賞と平林たい子文学賞を受賞。
内容紹介 文豪カフカにならい記される小説の未刊の断片、数々の引用から紡ぎ出される思考の軌跡、そして作家の日常が絡まる、未知の小説世界。『文學界』2010年1月〜2011年12月号掲載を書籍化。
内容注記 内容:隣りの空き地に夏なのに厚いコートを着た男が 前々から一度、うちに遊びに来たいと言っていた山下君が その家は空間というより配置であり 夜中に山梨を出た引越しの車とトラックは 駅までの道に「山田」「岡本」と 高校時代の忘れがたい出来事。夜おそく 今では宅地造成されて跡形もなくなってしまった 昼食が終わると午後一時、ひと昔前は 私より若いとはいえ四十代であることは間違いない ハイチの子どもたちの話が正月に 土曜の午後、郊外を走る私鉄の特急が なぜこのようなわずらわしい仕事を引き受けるはめに 夜、荒川修作の名前を見て、今朝方 うちの手前は廃屋だ。酔っ払って 『コロンブス航海誌』より 宮澤賢治「詩ノート」付録「生徒諸君に寄せる」より ここでキルケゴールの警告は注目に値する あそこの電柱のてっぺんに止まるカラス。あのカラスは いったい何年ぶりなのか。思いがけない再会の途端に 妻の洋子が帰ると私はテレビを点けたまま 「あなたの連載を読んで地図を描きました」と パソコンのハードディスクの容量をあらわす単位が 駅の券売機の端に、足元を少し交差させ -今日はどんな人と遭った?

内容一覧

タイトル 著者名 ページ
隣りの空き地に夏なのに厚いコートを着た男が 7-21
前々から一度、うちに遊びに来たいと言っていた山下君が 22-40
その家は空間というより配置であり 41-58
夜中に山梨を出た引越しの車とトラックは 59-75
駅までの道に「山田」「岡本」と 76-91
高校時代の忘れがたい出来事。夜おそく 92-106
今では宅地造成されて跡形もなくなってしまった 107-122
昼食が終わると午後一時、ひと昔前は 123-137
私より若いとはいえ四十代であることは間違いない 138-153
ハイチの子どもたちの話が正月に 154-168
土曜の午後、郊外を走る私鉄の特急が 169-183
なぜこのようなわずらわしい仕事を引き受けるはめに 184-198
夜、荒川修作の名前を見て、今朝方 199-213
うちの手前は廃屋だ。酔っ払って 214-228
『コロンブス航海誌』より 229-245
宮澤賢治「詩ノート」付録「生徒諸君に寄せる」より 246-261
ここでキルケゴールの警告は注目に値する 262-276
あそこの電柱のてっぺんに止まるカラス。あのカラスは 277-291
いったい何年ぶりなのか。思いがけない再会の途端に 292-305
妻の洋子が帰ると私はテレビを点けたまま 306-322
「あなたの連載を読んで地図を描きました」と 323-338
パソコンのハードディスクの容量をあらわす単位が 339-353
駅の券売機の端に、足元を少し交差させ 354-369
-今日はどんな人と遭った? 370-392