鈴木 正信/著 -- 東京堂出版 -- 2012.7 -- 210.3

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料番号 資料区分 帯出区分 状態
一般 一般資料室 210.3/2012/ 00012516803 和書 帯出可 在庫 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 日本古代氏族系譜の基礎的研究 ,
書名ヨミ ニホン コダイ シゾク ケイフ ノ キソテキ ケンキュウ
著者 鈴木 正信 /著  
著者名ヨミ スズキ,マサノブ
出版者 東京堂出版
出版年 2012.7
ページ数, 大きさ 10,524p, 22cm
NDC10版 210.3
NDC8版 210.3
一般件名 国造 , 大神氏(豊後) , 系譜
ISBN 978-4-490-20797-2 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
著者紹介 1977年東京都生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(文学)(早稲田大学)。滋賀大学経済学部特任准教授。
内容紹介 日本の古代氏族が編纂した系譜に注目することにより、当該氏族の足跡・存在形態・性格、およびその系譜が編纂された時代背景や伝世過程について考察。古代氏族や古代国家形成の新たな一面を明らかにする。

目次

序章 氏族系譜研究の現状と分析視角
  はじめに
  一 研究の現状
  二 本書の構成
第Ⅰ部 系譜からみた氏族の成り立ち
第一章 『紀伊国造次第』の成立とその背景
  はじめに
  一 『国造次第』の書写方針
  二 『国造次第』の注記
  三 『国造次第』と他史料との比較
  四 『国造次第』の信憑性と原史料
  五 広世の出自と系譜意識
  六 国造と大領の兼帯
  結語
第二章 紀伊国造の成立と展開
  はじめに
  一 紀直氏の始祖
  二 始祖の名義と初見年代
  三 同族の分布
  四 ウジヒコの創出
  五 ナグサヒコの創出
  六 アメノミチネとカミムスヒの架上
  結語
第三章 『紀伊国造系図』の成立過程と構成
  はじめに
  一 成立年代の修正
  二 『国造次第』からの踏襲
  三 『国造次第』以外の原史料
  四 「私的な系図」と「公的な系図」
  五 『諸家系図纂』への載録
  結語
第四章 紀伊国造と日前宮鎮座伝承
  はじめに
  一 「農耕神」としての神格
  二 「航海神」としての神格
  三 「日前宮縁起」の史料的性格
  四 紀直氏の海上交通ルート
  結語
第Ⅱ部 同祖系譜の諸相と地理的展開
第一章 美濃国クルスダ地域と本巣国造
  はじめに
  一 「クルスダ」の表記
  二 クルスダ地域の比定
  三 本巣国造と栗栖田君
  結語
第二章 額田国造の本拠地をめぐって
  はじめに
  一 三河説・近江説の再検討
  二 額田国造と美濃国池田郡額田郷
  三 額田国造と額田部
  結語
第三章 美濃・近江の国造と同祖系譜
  はじめに
  一 『国造本紀』の額田国造
  二 『和邇部氏系図』の額田国造
  三 美濃・近江の国造と系譜
  四 和邇氏系譜の展開とその背景
  結語
第四章 甲斐国造の「氏姓」と氏族的展開
  はじめに
  一 「日下部直」説と「日下部公」説
  二 甲斐国造の「氏姓」
  三 甲斐国造と大伴氏
  四 甲斐国造と馬
  五 結語
第Ⅲ部 古代氏族系譜の伝世過程
第一章 紀伊国造の系譜とその諸本
  はじめに
  一 『国造次第』の系統
  二 『紀伊国造系図』の系統
  三 『紀国造系図』の系統
  四 『紀伊続風土記』所収「国造家譜」の系統
  五 『紀伊国造系譜』所収「国造次第」の系統
  結語
  翻刻『国造次第』
  翻刻『紀伊国造系図』
第二章 出雲国造の系譜とその諸本
  はじめに
  一 既出の系譜
  二 新出の系譜
  結語
  翻刻『国造北島氏系譜』
第三章 大神氏の系譜とその諸本
  はじめに
  一 『大神朝臣本系牒略』の現状
  二 『大神朝臣本系牒略』の成立とその背景
  三 『大神朝臣本系牒略』の史料的性格
  四 『大神朝臣本系牒略』から『三輪高宮家系図』へ
  結語
  校訂『大神朝臣本系牒略』
  校訂『三輪高宮家系図』
終章 氏族系譜研究の展望