保屋野 初子/著 -- 岩波書店 -- 2014.3 -- 517.091

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料番号 資料区分 帯出区分 状態
一般 一般資料室 517/2014/ 00013676580 和書 帯出可 在庫 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 流域管理の環境社会学 ,
書名ヨミ リュウイキ カンリ ノ カンキョウ シャカイガク
副書名 下諏訪ダム計画と住民合意形成
著者 保屋野 初子 /著  
著者名ヨミ ホヤノ,ハツコ
出版者 岩波書店
出版年 2014.3
ページ数, 大きさ 12,202p, 22cm
NDC10版 517.091
NDC8版 517.09
一般件名 河川行政 , ダム , 環境社会学 , 合意形成
ISBN 978-4-00-025570-7 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
著者紹介 1957年長野県生まれ。東京大学大学院新領域創成科学研究科社会文化環境学専攻修了(環境学博士)。都留文科大学社会学科非常勤講師。著書に「水道がつぶれかかっている」など。
内容紹介 長野県の脱ダムの原点、下諏訪砥川の流域協議会で、住民たちはどのようにして対立を乗り越えたのか。ダムに拠らない河川改修計画案への合意に至る道筋を、地域の歴史的背景を織り込みながら詳細に検証する。

目次

第1章 河川をめぐる問題から流域という課題へ
  1 河川をめぐる問題の現状
  2 主体にかかわる課題としての「流域管理」
  3 本書の構成
第2章 流域を捉えなおす
  1 流域とは何か-民俗学から流域ガバナンスまで
  2 人々にとっての流域とは何か-本書の視角とアプローチ
第3章 河川計画をめぐる対立と地域的背景
  1 下諏訪ダム計画をめぐる対立
  2 自然保護運動の「地元化」
  3 自然保護運動と流域
第4章 砥川流域と住民のかかわり史
  1 「人々の領域」と「自然の領域」のダイナミズム
  2 「砥沢の山」と「東俣の山」に入り会う
  3 明治期のかかわりの転換と災害
  4 「恩恵/災害リスク」の潜在と顕在
  5 御柱祭の「恩恵」,聖域性の存続
第5章 砥川流域協議会
  1 住民主体による協議の公共的空間
  2 河川改修協議での「主体化のプロセス」
  3 河川改修協議過程の分析と考察
  4 流域対策協議での「流域意識」の立ち上がり
  5 流域対策協議の「恩恵/災害リスク」による分析
  6 異なる知と交渉する「人々の知」
  7 「自ら主体化する」合意形成論として
第6章 包括的実在としての流域
  1 流域の全体性-「恩恵/災害リスク」
  2 流域の全体性-生業・祭り・景観
  3 「人々の知」による治水とは
  4 人々にとっての流域とは-包括的実在
終章 主体化する人々が担う「流域管理」に向けて
  1 2つの問題設定への回答として
  2 「身体的かかわり」の創出の提案
  3 「流域管理」の主体たる中小流域住民