宋 恵媛/著 -- 岩波書店 -- 2014.12 -- 910.264

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料番号 資料区分 帯出区分 状態
一般 一般資料室 910.26/ソン/ 00013767538 和書 帯出可 在庫 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 「在日朝鮮人文学史」のために ,
書名ヨミ ザイニチ チョウセンジン ブンガクシ ノ タメ ニ
副書名 声なき声のポリフォニー
著者 宋 恵媛 /著  
著者名ヨミ ソン,ヘウォン
出版者 岩波書店
出版年 2014.12
ページ数, 大きさ 16,351,15p, 22cm
NDC10版 910.264
NDC8版 910.26
一般件名 日本文学-歴史-昭和時代(1945年以後) , 朝鮮人(日本在留)-歴史
ISBN 978-4-00-023057-5 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
著者紹介 博士(学術)。編著に「在日朝鮮女性作品集」など。
内容紹介 1945年の「解放」直後に始まった脱植民地化という大きな流れの中で、葛藤、矛盾、対立を抱えながら生きた在日朝鮮人たちの精神世界の全体像を、文学という営為に賭けた作家たちに寄り添って描きだす。

目次

序章 文学史を書く
  一 「在日朝鮮人文学史」の不在
  二 日本文学、日本語文学、それとも…
  三 クリシェを問い直す
  四 文学史を構築する
第一章 源流としての女性文学史
  一 なぜ女性たちからはじめるのか
  二 文字獲得への果てしない道のり
  三 エンピツをにぎって
  四 物語の系譜を辿る
  五 書かれたものと書かれなかったもの
第二章 文学史の主流
  一 脱植民地化に立ちはだかる壁
  二 祖国分断の衝撃
  三 共和国文学化へとひた走る
  四 一五年後に花開いた朝鮮(語)文学
  五 唯一思想体系始動の波紋
第三章 いくつもの水流
  一 植民地作家の後日譚
  二 “解放”直後の文化勢力図
  三 新生韓国をめぐって渦巻く思惑
  四 四・一九革命の差響-共振と反作用と
  五 軍事独裁体制の強化、座礁する文学
  六 組織から遠く離れて
第四章 海を渡る文学史
  一 植民地以後も途切れぬ人流
  二 “不法”入国者との淡い境界
  三 朝鮮戦争がもたらしたもの
  四 南からやって来た亡命者
  五 檻の中で
  六 漂流する亡命作家-金時鐘、金在南、尹学準
  七 一九五九年、北への大移動
  八 日本と韓国の距離
  九 終着地なき航路
終章 在日朝鮮人文学、あるいは言語のせめぎあう場
  一 日本語と朝鮮語のあわいで
  二 翻訳について
  三 ことばの呪縛は解けるか