刑部 芳則/著 -- 法政大学出版局 -- 2016.9 -- 210.098

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料番号 資料区分 帯出区分 状態
一般 一般資料室 210.09/2016/ 00014149611 和書 帯出可 在庫 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 帝国日本の大礼服 ,
書名ヨミ テイコク ニホン ノ タイレイフク
副書名 国家権威の表象
叢書名 サピエンティア
著者 刑部 芳則 /著  
著者名ヨミ オサカベ,ヨシノリ
出版者 法政大学出版局
出版年 2016.9
ページ数, 大きさ 5,375,7p 図版14p, 22cm
NDC10版 210.098
NDC8版 210.098
一般件名 装束 , 日本-歴史-近代
ISBN 978-4-588-60348-8 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
著者紹介 1977年東京都生まれ。中央大学大学院文学研究科博士課程修了。学位取得。博士(史学)。日本大学商学部准教授。著書に「京都に残った公家たち」「三条実美」など。
内容紹介 西洋に遅れまいと、開国まもなく明治政府は礼服を洋装に大転換する。高い身分に限定された大礼服は、豪華だが高価で手に入れるのは一大事だった。国の威信の象徴を人々はどう受け止めたか、忘れられた服の歴史を追う。
内容注記 内容:大礼服制に対する批判と服装観〔福沢諭吉〕 p40.

目次

序章 大礼服には権威と魅力があるのか
  一 本書の目的と分析視角
  二 先行研究とその問題点
  三 本書の構成
第一章 近代洋式大礼服制の創出
  一 岩倉使節団と洋式大礼服
  二 洋式大礼服の制定
  三 大礼服制に対する批判と服装観
第二章 文官大礼服の権威創出
  一 大礼服と小礼服
  二 文官大礼服の系譜
  三 有爵者大礼服の制定と華族
  四 文官大礼服の改正
  五 大礼服と洋服店
第三章 宮内省と大礼服制
  一 宮内官大礼服制の制定と整備
  二 宮中席次と勲章
  三 宮内官制服令の制定
第四章 官僚と代議士の服装観
  一 帝国議会の開院式と大礼服制
  二 官僚たちの和服と洋服
  三 官僚と代議士の大礼服姿
  四 羽織袴の公認を要求する判任官
第五章 大喪および国葬と喪服
  一 国葬と大礼服制
  二 英昭皇太后の大喪と喪服
  三 皇室喪服規程の制定過程
  四 明治天皇の大喪と喪服
第六章 大正時代の服装の簡略化
  一 大正大礼と大礼服制
  二 帝国議会の服装の簡略化
  三 大礼服制と華族
  四 宮内省服制の簡略化
  五 矛盾する大礼服の権威
第七章 昭和戦前期の大礼服制の改正と限界
  一 宮内官制服令の改正
  二 非役有位大礼服の廃止案
  三 宮中諸行事の服装の簡略化
  四 知られざる文官大礼服改正案
  五 大礼服の権威と魅力
第八章 戦時下の礼服
  一 大礼服制の停止
  二 国民服と礼服
  三 太平洋戦争と礼服
第九章 現代に残る礼服
  一 大礼服制の終焉
  二 官民礼服の近接
  三 栄光の行方-骨董市と博物館
終章 帝国日本の大礼服