竹峰 義和/著 -- 東京大学出版会 -- 2016.9 -- 361.234

所蔵

所蔵は 1 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料番号 資料区分 帯出区分 状態
一般 一般資料室 361.2/2016/ 00014498224 和書 帯出可 在庫 iLisvirtual

資料詳細

タイトル <救済>のメーディウム ,
書名ヨミ キュウサイ ノ メーディウム
副書名 ベンヤミン、アドルノ、クルーゲ
著者 竹峰 義和 /著  
著者名ヨミ タケミネ,ヨシカズ
出版者 東京大学出版会
出版年 2016.9
ページ数, 大きさ 6,454,18p, 20cm
NDC10版 361.234
NDC8版 361.234
一般件名 フランクフルト学派
ISBN 978-4-13-010130-1 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
著者紹介 1974年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科准教授。ドイツ思想史・映像文化論。著書に「アドルノ、複製技術へのまなざし」など。
内容紹介 <救済>とは、テクストに潜在する、打ち捨てられた過去の事象のアクチュアリティを解放すること-。フランクフルト学派の思想家たちが遺したテクストを読み解き、その行間に埋もれている思考や希望の痕跡を掘り起こす。

目次

序論 フランクフルト学派のアクチュアリティ
第Ⅰ部 救済の美学
第1章 「無声映画の革命的優位性」
  1 沈黙
  2 音楽
第2章 解体と再生の遊戯
  1 方法としてのアナクロニズム
  2 寓意家チャップリン
  3 笑い、神経刺激、革命
  4 ミッキーマウスの遊戯
  5 大衆の自己複製
  6 過去の召喚
  7 トーキー映画とファシズム
第3章 補論1 外来語の救済
  1 クラウスを読むアドルノ
  2 (非)有機体としての言語
  3 命名としての外来語
  4 引用としての外来語
  5 おわりに-超越への憧憬
第Ⅱ部 メーディウムとしての芸術作品
第4章 芸術の認識機能
  1 新音楽と哲学-シェーンベルクとアドルノ
  2 物象化と認識-「音楽の社会的状況によせて」
  3 忘却の力-「シェーンベルクと進歩」
  4 投壜通信の隘路-『新音楽の哲学』序論
  5 仮象と真理-『美学理論』
  おわりに-ベンヤミンとの接点
第5章 破壊と救済のはざまで
  1 アヴァンギャルドとキッチュ
  2 吐き気を催させる美
  3 キッチュの弁証法
  4 キッチュによる救済
  5 亡霊としての芸術
第6章 補論2 挑発としての擬態
  1 「文化産業」というトポス
  2 誇張と挑発
  3 言説戦略としてのミメーシス
  4 批判理論のパフォーマティヴィティ
第Ⅲ部 変容する投壜通信
第7章 投壜通信からメディア公共圏へ
  1 神童の遍歴
  2 <知覚>の媒体としての芸術作品
  3 プロレタリア公共圏の創出-クルーゲ/ネークト『公共圏と経験』
  4 投壜通信のテレビ放送-テレビプロデューサーとしてのクルーゲ
第8章 労働のメタモルフォーゼ
  1 反-書物としての『歴史と我意』
  2 自己統制と分離過程
  3 ドイツにおける本源的蓄積
  4 労働としての戦争と愛
  5 歴史のなかのオリエンテーション
第9章 マルクス主義の死後の生
  1 『資本論』を映画化する-エイゼンシュテインからクルーゲへ
  2 翻訳と跳躍
  3 モンタージュと救済
  4 おわりに-忠実なる不実さ